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部門紹介

事務部

事務部

 病院は医師、看護師、薬剤師放射線、検査、リハビリ、病理、臨床工学、栄養などの医療技術部門、事務部門などさまざまな人材の総合力によって運営されており、そのどれが欠けても病院運営は成り立ちません。

病院の事務部門は、一般的に受付を含めた医事業務をイメージされるかと思いますが、それ以外を担う多くの部署があり、業務内容は多岐に渡ります。医療を取り巻く環境が大きく変化していく中で、素早く柔軟に対応していくことが重要です。

現在140名を超える事務職員が赤十字の基本理念に基づき地域医療への貢献に努めています。

総務課

 一般庶務を含め官庁等や関連機関からの調査及び報告、情報の総括的管理、病院で行われるイベントの企画・運営、来院される患者さんや地域の方への広報活動、万一の事故や苦情の対応、赤十字安全法の講習普及や災害時の救護活動の担当等病院運営を担う広範な業務を行っています。

職員課

 職員の採用活動、労務管理、教育・育成など多岐に渡ります。給与計算や社会保険手続き、入社・退職手続き、福利厚生関連の手続きなど職員のサポートを行っています。また、教育研修センターを中心に様々な研修を開催し職員の育成を行っております。当課では個人情報の適切な管理、諸手続きの正確な業務を心掛け、職員教育を行うなど採用から退職まで、職員にとって働きやすい環境づくりを目指しております。

会計課

 予算・決算報告書、財務諸表等の作成及び分析、資金計画の作成及び管理・運用、出納事務といった病院運営に係る金銭管理を行っております。適正な事務処理を行うとともに適格な財務情報の発信を行うことで、健全な病院運営に寄与するよう尽力しております。

調度課

 医療機器や診療材料、医薬品、一般消耗品、備品を含め、すべての物品の購入と安定供給、資産管理を行うことによって病院経営に貢献しています。会計課と連携して購入した物品の会計処理も重要な仕事です。
 業務のプロセスとしては、購入物品の価格交渉→入札→契約、そして購入後の適切な配置や関連物品の物流を管理し、院内の設備や備品の最適な配置や保守管理を通じて、リソース活用の最適化を図っています。これにより院内各部署がスムーズに業務を進めることができ、質の高い医療を提供することができます。
 医療機器をはじめ、あらゆる物の価格交渉は専門的知識が必要となり、他部門との連携や透明性の高いプロセスを踏んだ上で戦略的なアプローチが求められます。また、物品・資材の調達や在庫管理において常にコスト効率を追求し経費節減に努めています。調度課スタッフとして活躍するにはコミュニケーション能力は当然のことながら、その他に交渉力、財務管理能力、会計処理能力、医療機器や診療材料、病院施設や設備について専門的な知識を勉強する“やる気”が必要です。

デジタル推進室

 デジタル推進室はRPA(Robotic Process Automation)による業務効率化を牽引しています。 RPAはパソコンの操作を自動で行うソフトウェア上のロボットであり、その開発・維持・管理をデジタル推進室が担当しています。ソフトウェア間を横断して自動化が可能であるため、Excelなどのリストに沿って,電子カルテ上で繰り返し作業を24時間休まず,正確に実行できます。しかしながら、業務のRPA化には慎重な検討が必要であり、自動化が可能な業務かを選定することが肝要です。RPAは既に多くの企業で導入され、事務作業の効率向上に寄与しています。反復作業から解放される可能性を秘めた夢のようなツールでありますが、その特性を十分に理解し、適切な業務に組み込むことが重要となっています。

情報システム課

 情報システム課は、電子カルテおよびインターネットシステムの管理を担当しています。
 電子カルテのマスタ管理や各種相談、要望への対応、ホームページの更新などの業務を行っております。音声入力装置やAI画像診断システムの導入といった医療DXの推進や、既存システムの更新においても、対応をスムーズに進められるようサポートをしています。また、セキュリティ対策を進め、患者データや医療情報の保護に取り組んでいます。

医療秘書課

 医師事務作業補助者として、医師が診療等に専念できるよう医師の事務作業をサポートしています。主な業務内容は、診断書等の文書作成補助、電子カルテの代行入力、外来診療での事務作業補助のほか、学会関連のデータベース入力やがん登録など外部団体等へ提供するデータ入力も行っています。
 医師事務作業補助者は資格が無くても、業務を経験しながら必要な知識を学ぶことができます。また、業務の多くはチーム制により複数のスタッフが協力しています。医師事務作業補助者の業務は医師の負担軽減に寄与する重要な仕事であり、非常にやりがいのある仕事です。
 医師や医療スタッフとの連携が必要な業務も多いですが、円滑なコミュニケーションを重視しながら業務に取り組んでいます。

医事課

 「診療報酬請求業務」、「DPCデータ作成及び提出」、「クリニカルパスに関する業務」、「診療情報管理業務」、「健診センター事務業務」、「ドクターヘリ事業に関する業務」等を担当しています。なかでも病院収入の大半を占める診療報酬については、適切な請求はもちろんのこと、多職種と連携した運用構築やデータ分析による増収提案等も医事課の大事な役割となっています。
 医療制度や働き方等の変化が多い時代ですが、スタッフが柔軟に対応できるよう、「カイゼン意識」、「スキルアップ」、「コミュニケーション」を心掛け、仕事を楽しめる環境づくりを目指しています。

経営戦略室

 病院における「経営戦略」はイメージがつきにくいと思います。病院はそもそも「営利」を目的とする企業ではありません。しかし、経営管理を適切に行わないと、必要な医療機器が購入できなくなったり、人件費を削減しなければならなくなったり、結果として必要な医療の提供ができなくなってしまいます。経営戦略室は院内の様々なデータを可視化・分析を行い、問題点の洗い出しや幹部の経営判断を支援、経営改善へ向けた提案などを行っています。一見とても難しそうな仕事に見えるかもしれませんが、入社時はみんな病院経営について初心者でした。スタッフ全員でアイディアを考えるなど、健全経営に向けて取り組んでいます。


 病院のあらゆる仕事は、患者さんが安心して良質な医療を受けることに繋がっています。
 責任とやりがいを持ち、地域医療に貢献できる仕事です。

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