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病院紹介

院内機器・設備

院内機器・設備

【 MRI超伝導磁気共鳴断層撮影装置 】

SIEMENS/MAGNETOM Skyra 3T
FUJIFILM/ ECHELON Smart 1.5T
Philips/MR5300 1.5T

 2025年3月より,SIEMENS社製Avanto1.5Tの更新機としてPhilips社製MR5300が導入されました.この装置は最新のAI技術により従来の画質を保ちつつ撮影時間の短縮が可能となり,検査時における患者さまの負担軽減や救急撮影分野での活躍が期待されます.
従来装置では多量のヘリウムを使用するため,装置の維持に膨大な費用と安全性に関する運用条件がありました.新装置はヘリウムフリーMRIとなっており,MRI運用のための継続的に必要なヘリウム調達が不要となり,自然災害や予期せぬ吸着事故が発生した場合でも比較的早く装置の再稼働が可能となっています.
また,長時間同じ姿勢を保つMRI検査は患者さまの負担となっていましたが,寝台には低反発マットレスが採用され,さらに頭部コイルは傾斜をつける事が可能となり,円背や腰痛のある方でも負担の少ない体位で検査を行う事が出来ます.

【 心臓血管撮影装置 】

Canon / Alphenix Biplane

2024年5月末より、循環器内科で使用している心臓カテーテル検査装置としてキヤノンメディカルシステムズ社製Alphenix Biplaneに更新いたしました。この装置には、AIによる新画像処理技術を搭載しており、北海道第1号として当院に導入されました。
Canon社のAIによる新画像処理技術は、透視画像(ノイズの多い画像)が撮影画像(ノイズの少ない画像)の画質に近づくように学習したニューラルネットワークを適用することで、ノイズの少ない高画質な透視画像をリアルタイムに表示します。この技術により、デバイスや造影血管の視認性が向上しました。当院では、この新画像処理技術を通常使用して、冠動脈インターベンションのニーズと被ばく低減を両立した画像提供をしています。

【 多目的血管撮影検査装置 】

フィリップス/Azurion7 B20/15

 2021年12月、多目的(脳・胸腹部・四肢)血管撮影検査装置(Philips社製)Azurion7 B20/15に更新しました。
 低被ばくを実現しながら、従来以上の高画質な画像を実現でき、治療を支援する多彩なツールを搭載しています。大腿部の付け根、腕の血管よりカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、カテーテル先端を目的部位まで進めて血管撮影や外科的手術のかわりに低侵襲的に治療する血管内治療を行っています。当院では、24時間緊急対応しており、2022年は脳血管治療87件、胸腹部血管治療37件、四肢末梢血管治療248件をおこなっています。

【 核医学検査機器 】(RI検査機器)

三検出器型ガンマカメラ キヤノンメディカルシステムズ株式会社製/GSA9300R
全身・多目的用二検出器ガンマカメラ  シーメンス/Symbia Evo Excel

 当院には、核医学検査機器が2台設置されています。
1台は、頭部SPECT検査および心筋SPECT検査を行う3検出器装置(キヤノンメディカルシステムズ株式会社製/GSA9300R)と2台目は全身・多目的用2検出器装置(シーメンスヘルスケア株式会社製/Symbia Evo Excel)です。
 核医学検査とは、放射線をだしている医薬品をごく少量注射して、体内の臓器の状態や病気の場所をしらべる検査です。
 脳や心臓の検査では、血液の流れの異常がわかります。また、骨へのがん転移、腫瘍や炎症をみる検査では、その有無や程度がわかります。そのほか各臓器の機能障害をしらべるためにも役立っています。
 最近では、認知症・パーキンソン病などの早期診断を画像の統計解析をすることでわかるようになってきており注目されています。

【 マルチスライスCT 】

シーメンス/SOMATOM Edge Plus
東芝/Aquilion ONE Vision Edition

  CTとは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略です。人体にX線を360°方向から照射し輪切り画像をコンピュータによって再構成する装置です。当院のCTは320列エリアディテクターCTと128列のマルチスライスCTを備えています。全身の撮影を短時間で0.5ミリメートルの間隔で断層画像を作成できるため小さい病変も描出可能です。画像データから任意断面像や3次元血管像を作成し、詳細な診断情報を提供しています。低線量でもノイズの少ない逐次近次再構成を採用することで、高画質と被ばく線量低減を両立させています。

【 乳房X線撮影装置 】

キヤノン/Pe・ru・ru Laplus

MMG認定証2022のサムネイル

 2021年3月、14年間使用したGE社製セノグラフDSからキヤノン社製Pe・ru・ru Laplusに更新しました。本装着は、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)対応装置であり、キヤノン社製では北海道導入1号機となりました。通常撮影と組み合わせることで、見えにくかった病変を描出することが可能となりました。本装置更新と同時に、マンモグラフィ専用読影診断ワークステーションも更新し、ネットカムシステムズのmammodite(マンモディーテ)2台も導入しました。過去画像との比較診断や3Dマンモグラフィの表示も全くストレスなく表示することが可能であり、充実した読影補助診断ツールなど読影者に合わせた読影環境が作ることができ、読影の負担軽減につながっています。
また、当院は本装置で乳がん検診施設・画像認定施設を取得しています。

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