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診療科紹介

歯科口腔外科

歯科口腔外科

診療科の概要

 昭和63年に歯科を開設し、平成2年に日本口腔外科学会認定医制度研修機関の指定を受けております。平成9年に歯科医師臨床研修施設として、旭川医科大学歯科口腔外科の従たる施設として指定を受け、平成12年には主たる施設として指定を受けております。当科では主に口腔外科疾患を担当しており、歯周病疾患、虫歯の治療、義歯等はかかりつけの歯科にご依頼させて頂いております。
 平成28年度の診療実績は、外来患者延数8,716名、外来初診患者数1,772人、1日平均患者数35.9名、また、入院につきましては、入院患者延数1,300名、新入院患者数381名、1日平均患者数3.6名(定床数6床)、平均在院日数4.6日で、紹介率は77.6%となっております。
 手術症例では、外来手術1,170例、入院患者の全身麻酔による手術件数は248例、計1,418例となっております。

主な対象疾患

悪性腫瘍:
平成28年度の初診患者は12名となっております。遊離皮弁による再建は平成4年から導入しており、平成28年度は4例実施しています。口腔癌では早期癌の方が治療成績も良く機能保存も優れており癌の早期発見に努めています。
顎変形症:
顎変形症の矯正治療を目的とした平成28年度の手術症例は、下顎骨形成術14例、上顎骨形成術9例となっております。プレート固定により顎間固定期間が短縮されたことより、入院期間は2週間程度となっております。
外傷:
救命救急センターでは交通事故による症例が多く、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、形成外科など多くの関係する科と協力して治療することが多い状況です。歯牙の外傷では再植等を行い、可能な限り保存を心がけております。
口腔粘膜疾患:
白板症、扁平苔癬が多く、これらは口腔癌の前癌病変でもあり注意深く長期の経過観察を行っております。
埋伏智歯:
1-2本の抜歯の場合は局麻下に行うことが多いですが、3-4本を同時に抜歯する場合は、ほとんどの症例で全麻下で実施しております。歯牙移植に、智歯を利用することも多く、智歯の状態によっては保存する場合もあります。
インプラント:
自費診療となりますが、歯牙欠損部の機能回復にはすぐれた方法であり、徐々に症例数が増えてきております。
その他:
他科合併症を有する患者の歯科治療については、入院中の他科、開業歯科医様からの紹介も多く、関係する科との協力のもとに行っております。

医師紹介

診療・手術実績

2019年度(1~12月) 歯科口腔外科 診療実績

区分患者数
外来新患 患者数2205
新入院 患者数359
区分患者数
外来手術件数1273
全身麻酔手術件数308
上顎骨形成術11
下顎骨形成術20
下顎骨骨折観血的整復固定術8
顎骨腫瘍、嚢胞摘出術30
悪性腫瘍手術30

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