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病院紹介

院長挨拶

院長挨拶

院長 牧野 憲一

 旭川赤十字病院は平成27年に、創立 100周年を迎えました。100年の歴史の中で旭川赤十字病院は1978年に救命救急センターを設置するなど、道北における救急医療の最後の砦としての立場を不動のものとしてきました。2009年には道北ドクターヘリの基地病院となり、より高度な救急病院へと進化しています。一方、日常診療においても地域医療連携を積極的に推し進め2004年には地域医療支援病院の指定を受けました。地域の医療機関と協力して患者さんの診療を行うことを積極的に行ってきました。

 旭川赤十字病院では原則として外来受診時には紹介状を持ってくることをお願いしています。それには理由が2つあります。旭川赤十字病院の医師数は限られています。研修医を除くと100名ほどですが、28の診療科に分かれていますのでそれぞれの診療科には数名しかいません。数少ない医師が重症な入院患者を診察し、検査、処置、手術を行う為には外来においても専門性の高い外来診療を行う必要があります。専門性の高い外来では、一人一人の患者さんの診療にも時間がかかります。このため、外来で診ることの出来る患者さんには限界があるのです。もうひとつの理由は救急車を断らないようにするためです。いつ重症患者さんが運び込まれても対応できるように救急外来の診療体制を確保する必要があります。限られた医師を救急診療の為にも投入しなくてはなりません。これにより年間4500台以上の救急車を受け入れることが出来ています。

 一方、旭川赤十字病院では地域の医療機関との連携を密接にするよう努めています。旭川赤十字病院の電子カルテに記録された患者さんの診療内容や画像情報、検査データなどが“かかりつけ医”に正確に伝わるよう、2008年に地域医療連携システム「旭川クロスネット」を立ち上げました。これは地域の皆様や他の多くの医療機関の賛同を頂き、2014年には市内の5つの公的病院すべてが電子カルテ情報を提供する「たいせつ安心i医療ネット」へと進化しました。患者さんが「たいせつ安心i医療ネット」に登録することにより市内の公的病院の診療内容が時系列の一覧表形式で参照できるため、正確なデータに基づく質の高い医療を受けることが出来ます。このデータは患者さん自身が指定した公的病院の医師のみならず、開業医においても利用することが可能です。さらにこのデータは救急医療の場面でも利用できるため、突然倒れてどの公的病院に搬入されても安心して医療を受けることが出来ます。

 今、世界でcovid-19が猛威を振るっています。旭川でも2020年12月に市内の3つの医療機関でのクラスターにより地域医療は大きな影響を受けました。この時には当院でも職員が感染し、多くの濃厚接触者が発生したことにより必要な医療が提供できなくなる事態が起きました。この経験を基にさらなる感染防止対策に取り組みました。また、2021年3月の医療従事者へのワクチン接種が開始されて以降、多くの職員が接種を受け職員のワクチン接種率は97%となっています。ワクチン接種を受ければcovid-19に罹らない訳ではありませんが、多くの職員が接種することでcovid-19に強い集団になったと考えています。
 5月以降は1万5千回を超えるワクチン接種を一般市民に対しても行ってきました。コロナに強い安全な地域になるようこれら取り組みを続けていきます。

 旭川赤十字病院は旭川市と共に、道北と共に発展して来ました。これからも、地域の医療を、地域の人々を守るため各医療機関と協力して高度で質の高い医療を提供して参ります。そして、道北地区の人々が安心して暮らせる地域社会づくりに貢献して参ります。

略歴

1979(S54)年 3月
旭川医科大学卒
1988(S63)年10月
旭川赤十字病院 脳神経外科医師
2003(H15)年 4月
旭川赤十字病院 副院長(昇任)
2012(H24)年 4月
旭川赤十字病院 院長(昇任)
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