皮膚科
診療科の概要
皮膚科は、昭和32年12月に皮膚泌尿器科として開設され昭和37年8月に独立、その後平成16年3月まで続きましたが、同年4月から平成22年9月まで閉鎖されておりました。しかしながら平成22年10月、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が就任となり、診療が再開されました.乾癬にたいしては、日本皮膚科学会の生物学的製剤承認施設になっており、また平成23年6月から皮膚科専門医研修施設として機能しています。
市内の開業医療機関、旭川医科大学皮膚科と連携し、情報交換を行いながら質の高い医療提供に努めている他、市外医療機関からの診療依頼も積極的に受け入れています。
当科は、急性期医療を担う機関の一員としてその役割をにない、重症薬疹、皮膚軟部組織感染症(壊死性)、外傷、熱傷などを他科とも連携しながら対処しています。また、一般外来においては、膠原病、血管炎、サルコイドーシス、糖尿病や腎疾患に関連する皮膚病変など、全身疾患あるいは内臓病変と関連した皮膚疾患から、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、蕁麻疹、皮膚腫瘍を含めた一般的な皮膚疾患まで広く対応しています。
主な対象疾患
概要で掲載した疾患の他に、下記についても診療を行っています。
- 帯状疱疹:重症患者に対する入院治療、痛みの治療(神経ブロックを含めた麻酔科的な対応はしていません)、発症予防のためのワクチン接種(条件があるため、希望される皆様すべてが任意接種できるわけではありません)
- 褥瘡
- 色素性病変(いわゆる「しみ」や色素性の「あざ」も対象となります)に対するレーザー治療
診療方針
- 患者個々の特性に合ったゴールを目指す
- 患者個々の病態解明に努める
- 根拠に基づいた治療を標準とする
こんな症状の時は受診して下さい。
皮膚に発しんがある場合はもちろん、なくとも痛み・かゆみ・違和感などの症状があれば受診してください。また内臓病編との関連や、悪性疾患が心配な場合も御相談ください。
医師紹介
診療・手術実績
2023年(1~12月)
項目 | 患者数 |
---|---|
外来新患数 | 603 |
外来延数 | 8,769 |
新入院数 | 94 |
2023年(1~12月)
項目 | 件数 |
---|---|
創傷処理 | 34 |
小児創傷処理 | 6 |
皮膚切開 | 79 |
デブリードマン | 19 |
皮膚腫瘍摘出術(露出部) | 23 |
皮膚腫瘍摘出術(露出部以外) | 28 |
皮膚悪性腫瘍切除術 | 8 |
皮膚剥削術 | 8 |
分層植皮術 | 13 |
全層植皮術 | 1 |
皮弁作成術,移動術,切断術,遷延皮弁術 | 6 |
骨折非観血的整復術 | 1 |
断端形成術(軟部形成のみ) | 1 |
断端形成術(骨形成を要す) | 1 |
爪甲除去術 | 2 |
陥入爪手術 | 1 |
手掌異物摘出術 | 1 |
毛巣洞手術 | 1 |