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研修医の広場

当院での発表やレクチャーについて

 皆さんこんにちは。研修医1年目の鈴木と菅井です。
 今年最後の研修医日記は当院の初期研修中に行われる発表やレクチャーやについて紹介させて頂きたいと思います。
 当院では月に3,4回程度発表やレクチャーが行われており、発表として代表的なのはCPCとモーニングレクチャーが挙げられます。

CPC発表の風景

 CPCはClinico-pathological conferenceの略で臨床病理検討会のことです。具体的には、院内で剖検が行われた患者さんの病理所見をまとめて発表します。初期研修中に1件の発表が必須となっており、当院では2年目になると、発表を行う形になっています。

 次に、モーニングレクチャーは初期研修制度とは関係のない独自の発表で、1,2年目ともに自分で発表したい項目を選び、その分野の指導医とともにスライドを作って発表を行います。これまでに、心電図、低Na血症、めまいなどの発表が行われてきました。発表内容はもちろんですが、指導医の先生も発表に同席するため、発表の場でその事柄の専門家に質問が出来るのでとても貴重な場となっています。

モーニングレクチャーの風景

 研修医が発表を行うもの以外では指導医レクチャーが行われています。指導医レクチャーでは、診療科にもよりますが事前に研修医が提出した指導医に聞きたい項目を中心に各科の先生方が発表を行って下さいます。研修医は分からないことが多い状態ですが、すべての科を回れるわけではないので、色々な科の疑問について指導医レクチャーを通して学ぶことができ、とても勉強になっています。

指導医レクチャーの風景

また、指導医レクチャーに加えて感染症で有名な岸田先生のレクチャーが年に4回行われています。

感染症レクチャーの風景

 当院は感染症科がない病院であるため、基本的には感染症の勉強は自分が本を読むか、各科をローテ中に学ぶことに限られますが、そういった中で、専門家から感染症の基礎から学べる機会はとても貴重な場となっています。

 ここまで色々紹介してきましたが、通常業務に加えて色々な発表やレクチャーを経験することで、様々な気付きを体験することが出来ます。コロナの影響もあり、見学もなかなか難しい状況と思いますが、機会がありましたらぜひ見学にいらしてください!

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