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研修医の広場

JATECについて

皆さん初めまして。
旭川赤十字病院研修医の池澤と申します。
6年生の皆様はマッチングに向けて準備を進めているころでしょうか
当院にも多くの学生さんが見学に来てくださり、大変嬉しい限りです。
よく質問を受けるのですが、見学回数は採用試験に全く関係ありません。自分も直前に一度見学に来て受験しましたので、まだ来てない方は、気軽に見学に来てくださいね。

先日、福島県立医科大学にてJATECプロバイダーコースを受講してきましたので紹介させていただきます。
JATEC(Japan Advanced Trauma Evaluation and Care)とは救急医療機関へ搬送された外傷患者に対して、「防ぎえた死」の発生を防止すべく迅速に検査・治療するための診療ガイドラインであり、JATECプロバイダーコースは、外傷診療に必要な知識と救急処置を、模擬診療を介して学習するトレーニングコースです。

コースは2週間に1回ほど全国の会場で開催されていて、ガイドラインを読み、e-learning受講後、抽選に応募する形となります。
「卒後1年以内等経験の浅い先生方は学習の効果を期待できない恐れがあります。臨床経験を積まれた上でお申し込みいただきますようお願いします。」という文言に怯えながらも6月に福島会場が当選したので、参加させていただきました。

新千歳、仙台と経由して向かった福島県立大学はとっても遠かったですが、とにかく学びの多い2日間でした。

福島駅↓

福島県立医科大学 災害医学・産業医療棟↓

受講ブース↓

2日間を通して、シミュレーターや患者役を決めて外傷初期診療に必要な診察、手技や実技を中心に学びます。各ブースのシミュレーターや道具のクオリティが高く驚きました。具体的には、外科的気道確保、胸腔穿刺、ドレナージ、FAST、心嚢穿刺、骨髄内輸液、レントゲン、CT読影等の実技とPrimary survey、Secondary surveyの流れを学び、筆記試験と実技試験を受ける形でした。
ガイドライン上で確認していても、実際目にすることで、多くの発見と学びがあり、なによりも高名なインストラクターの先生方に直接ご教授いただけることが大変ありがたかったです。

最後にコースディレクターの先生からいただいたお話がとても印象的でしたのでご紹介します。 「JATECは受講料をもらっていても、赤字で経営している。それはお金のためではなく、診療科を問わず1人でも多くの医師に学んでほしい、防ぎうる外傷死を1人でも減らしたいという思いがある。そしてプロバイダーとなった皆さんが各病院でその輪を広げていってほしい」

私も今回学んだことを日々の診療に活かし、仲間や後輩に伝えていけるよう、頑張ります!!

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