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研修医の広場

地域医療研修

こんにちは、2年目研修医の駒井です。
去年の今頃は毎日のように、学生が見学にいらっしゃっていたのですが、コロナウイルスの関係でしばらくの間、病院見学は見合わせています。4月から6年生になられた皆さんは本当に大変な中過ごされていると思います。この研修医日記を読んで少しでも病院のことを知るきっかけになれば幸いです。

4月から当院には基幹型11人+たすき掛け3人+歯科1人と沢山の研修医が加わりました。研修医がたくさん居るというのは、色んな刺激を得る良い機会になると思うので個人的にはオススメです。

しかしながら僕は4月中、こちらで過ごしていました。

ご存知の方には釈迦に説法ですが、現在の初期臨床研修プログラムでは2年目に1ヶ月間、地域の病院で地域医療に携わることが義務づけられています。うちの病院では羽幌、留萌、小清水、利尻、礼文などから研修先を選択できます。

そこで単純な僕は
「行ってみようじゃないの、最果ての地ってやつにさァ!」
と考え、松前町立松前病院で1ヶ月お世話になることに決めました(ちょうど去年の年末ごろ)

またこの時ひそかに「ここで研修すれば、帰りに弘前に寄って桜祭りを見て帰れるのでは?」と企てていました。

コロナウイルスが流行るまではね…

それはさておき、3月30日から走行距離約500kmの大移動が始まりました。
(500kmというと、ちょうど東京駅〜大阪駅を車で移動すると500kmだそうです)

1日で移動するのは少々怖かったので途中室蘭で1泊を挟み、3月31日に松前に到着しました。

病院すぐそばの道路から撮りました。海です。向こうに見えるのは青森です。
すげぇところに来ちゃったなぁ…と思いました。

病院前の通りを撮りました。この木は全て桜です。この時はまだ咲いていませんでした。

松前では旭医大の研修医と一緒になり(わざわざ地域に来て旭川同士が一緒になることには少々笑いました)、1ヶ月充実した研修をさせていただきました。

毎朝研修医と先生のマンツーマンで、1時間ほど症例ベースのレクチャーをしていただいたり、救急対応した患者をそのまま退院まで受け持たせていただいたりしました。

また毎週水、木にはwebカンファレンスが開催されており、全国から病院が参加して診療スキルをアップデートしていました。これはぜひ旭川に戻ってからも拝聴したいと思っていました。

実はもう一人の研修医とはルームシェアでした。休日は、なかなか外出も難しい時期だったので、よく映画を一緒に見て過ごしました。メメント難しかったです。

休日のある日突然、院長から「このご時世、飲み会も連れて行ってあげられないものですから…二人で食べてください」と、大変豪華すぎる差し入れをいただいたこともありました。
改めてお礼申し上げます。

(二人…分…?)

最終日、折角なので早起きして、松前の中を散歩してきました。

松前公園です。約250種、1万本の桜が植えられています。
上の方に登ると、桜と海と空が同時に見られました。

コロナが収まったら、また松前にお邪魔したいなと思いました。
松前病院の先生方、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!

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