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研修医の広場

院外研修プログラムの紹介

 研修医日記をご覧の皆さん、こんにちは。研修医1年目の渕澤と申します。
 私事ではございますが、先日北見赤十字病院での産婦人科研修を終えて、旭川に帰ってきたところです。
 この日記をご覧になっている学生の皆さんの中には、研修病院を選ぶ際に、診療科が充実しているかどうかを重視される方も多いと思います。私も学生の頃は同じ様に考えながら病院を選んでいました。正直に申しますと、当院では膠原病内科、産婦人科、精神科などは院内で研修を行うことができません。
 しかし、研修ができないわけではありません。当院では道内(一部道外)の数多くの病院と協力しており、外の病院で研修を行うことができます。
 私は今回、旭川を離れて道東にある北見赤十字病院で1ヶ月を過ごしましたが、毎日とても充実した研修をすることができました。外に出て初めて気づくことができた当院の良さもあり、改めて外病院の研修ができて良い経験になったと実感しているところです。

 今回は当院の初期臨床研修プログラムで選択できる院外研修についてご紹介いたします。
 当院で院外研修を選択できるクールは以下の3パターンあります。
① 必修科目の一部(小児科、産婦人科、精神科など)
② 地域医療研修(2年目)
③ その他の自由選択期間

 ① 必修科目の中には小児科や産婦人科、精神科もあり、最低でも4週以上研修しなければなりません。当院では産婦人科と精神科は院外研修となっていますが(小児科は院内と院外どちらでも可)、旭川市内にも選択できる病院はあります。

協力型病院
市内:旭川医科大学病院(小児・産婦)、旭川厚生病院(小児・産婦)、市立旭川病院(精神・産婦)、旭川圭泉会病院(精神)
市外:札幌医科大学附属病院(精神)、釧路赤十字病院(小児・産婦)、北見赤十字病院(精神・小児・産婦)、名寄市立総合病院(精神・産婦)

 ② 地域医療研修は2年次に4週間研修しますが、当院では利尻・礼文などの離島や道南の松前市など道内の様々な地域を選択できます。(実は市内の病院も選べます…)
協力型病院:道立羽幌病院、留萌市立病院、小清水赤十字病院、置戸赤十字病院、清水赤十字病院、町立松前病院、くにもと病院(旭川市)
協力施設:利尻島国保中央病院、礼文町国民健康保険船泊診療所

 ③ 膠原病内科や他大学病院の診療科で研修したい方は自由選択期間を利用できます。自由選択期間は1年次と2年次合わせて48週間あり、北海道大学病院と札幌医科大学附属病院では全診療科の中から選択して研修することができます。また救急科では道外の前橋赤十字病院も選択することができます。

 協力型病院
市外:北海道大学病院(全診療科)、札幌医科大学附属病院(全診療科)
市内:吉田病院(内科)
道外:前橋赤十字病院(救急科)
協力施設
市内:旭川リハビリテーション病院(内科)
市外:北海道立子ども総合医療・療育センター(小児血管外科)

 長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
全ての診療科の研修が自分の病院で完結することは素晴らしいことですが、当院の様に多くの病院と協力体制にあり、選択肢の幅が広く院外に出やすい環境は、きっと皆さんの研修生活に新たな刺激を加えてくれることと感じています。
 今回のことで少しでも当院に興味が湧いたら、ぜひ見学にいらしてください。いつでもお待ちしています。

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