こんにちは!2年目研修医のTです。私は1年目を某大学病院で研修し、2年目はたすきがけ研修で旭川赤十字病院に来ました。
今回は、たすきがけ研修についての概要と私が実際に体験した旭川赤十字病院での研修の魅力をお伝えします。
・たすきがけ研修とは?
たすきがけ研修とは、初期研修の2年間のうち1年間を大学病院、もう1年間を市中病院で行うシステムです。
旭川赤十字病院では、例年2~3名のたすきがけ研修医を受け入れており、今年度は1年次2名、2年次2名の計4人が研修を行っています。受け入れ人数は基幹プログラムのマッチング結果によって変わるようです。(必ずしも希望通りの受け入れができるわけではありません)
・旭川赤十字病院のたすきがけ研修の魅力 — 充実した当直研修
2年目にたすきがけで来ると、勤務2か月目からセンター当直(救急車対応)に入ります。
最初は主に2次日当直(研修医2名+指導医1名)に入るため、一緒に入る研修医と助け合いながら救急対応を学べます。
私個人の経験ですが、初めて当院で当直に入った日、1年間みっちり救急をやっている同期が非常に輝いて見えたことが印象的でした。
旭川赤十字病院は救急症例が非常に豊富で、軽症から重症まで幅広く経験できる環境です。その中で、救急対応力を着実に高めている同期を目の当たりにし、私も大いに刺激を受けました。
大学病院と比べて救急車の受け入れ台数が多く、必要な知識も異なるため最初は大変ですが、半年ほど経験を積むと慣れてきて、何とか対応できるようになっていきます。
・2年目からのたすきがけ研修をより充実させるために
2年目から旭川赤十字病院で研修を始めた際には、病院独自のルールや電子カルテなど事務的な流れを早めに理解することが重要だと感じました。そのためには、序盤で救急科をローテーションすることをおすすめします。(自分はローテーションせず苦労しました…)
救急科では、多くの症例を通じて実践的なスキルを身につけるだけでなく、救急外来全体の動きを把握する良い機会となります。
初めての環境で慣れないことも多いですが、同期や指導医の助けを借りながら学んでいくうちに、確実に力がついてくると思います。
・終わりに
今年の研修医は、バイタリティにあふれた優秀な同期が多く、非常に刺激を受けています。最初は大変でしたが、研修に来て本当に良かったと思っています。
大学病院とは全く異なる環境で、疾走感あふれる研修を経験したい方にはぜひおすすめです!興味のある方はぜひ検討してみてくださいね。