「学会発表」
旭川赤十字病院研修医2年目の田上といいます。今回は旭川日赤の研修医の学会事情について書かせていただきます。
旭川赤十字病院では2年目研修医は1回、道外学会に行かせてもらえます。これは発表者である必要はなく、興味がある科の学会にいけます。今年、自分は「秋季病理学会」で呉へ行って来ました。
前もって学会発表のためにポスターをつくり発表を行いました。ポスター制作は1ヶ月半ばから2ヶ月程度で指導医に丁寧な指導を受けながら準備しました。
写真1. ポスター発表の様子
世界で10例もない肉腫の発表をさせていただいたのですが、最初の1例を発表したのが座長の先生らしいというお話を聞き、非常に緊張しました。
噛みながらも無事に発表が終わり、その後は観光に行ってきました。厳島神社と広島の街をぶらつき、昼は穴子、夜は広島風お好み焼き、しめに蕎麦を食べました。
写真2. お昼ご飯
写真3. しめの蕎麦
写真4. 観光風景①
写真5. 観光風景②
発表は緊張しますが、終わった後には開放感があります。研修医の間に一度は発表する機会を持つことをおすすめします。その後は観光して美味しいものを食べましょう!
ぜひ一度当院の見学・意見交換会にいらっしゃってください。
2018.12.20
「第54回 日本赤十字社医学会総会を終えて」
こんにちは。研修医2年目の重元 守です。
大学6年生の方々はマッチングも終わり国試に向けて勉強を開始した頃でしょうか。
我々研修医2年目も、各々入局先が決まり専門へ向けた勉強に追われながらも楽しい研修の日々を過ごしております。
さて、話は変わりますが11月15日(木)、16日(金)と名古屋で開催された「第54回日本赤十字社医学会総会」に参加してきました。当院初期臨床研修医からは2年目が僕を含め5人がポスター発表をしてきました。
11月14日に前日入りし、有名なiDカフェで遊びました。発表は16日なのでまだあまり緊張感はありませんね。笑
写真1 iDカフェ前の集合写真
学会1日目(11月15日)は懇親会などがあり牧野院長と当院研修医で集合写真を撮らせていただきました。翌日に発表を控えている2年目は少し表情が硬いかもしれませんね。緊張しているのでしょうか。
写真2 牧野院長との記念撮影
発表の様子はポスターが写ってしまうので、コンプライアンス上載せることは控えておきます。(笑)が、発表を終えてから2年目で記念撮影しました。スーツを着ているのが発表した人たちです。
写真3 学会発表終えた後の開放感あふれる集合写真
発表はすべて午前中で終わったので、僕たち2年目はすぐに新幹線で大阪に向かいUSJに行きました。学会発表は準備がなかなか大変で発表も大勢に囲まれて緊張しましたが、終えたあとの開放感・達成感は格別でかなりハメを外して全力で遊べました。
当院での研修は適度に人数もいて、お互い非常に仲がよく研修内容も充実しています。医学生の方は、是非一度、当院に見学に来て見てください。
写真4 学会発表後のユニバーサル・スタジオ・ジャパン前での集合写真
2018.11.26
「当院の災害救護に対する取り組み」
こんにちは。研修医2年目の福家です。
9月6日(木)に北海道胆振東部地震が発生し、旭川も震度4の揺れがありました。当院周辺地域も停電し、一時電子カルテが使えなくなり手術が延期になったり、外来を一部停止せざるを得なくなるなどの影響が出ました。
この度の災害で被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
北海道で生まれ育った私は、北海道でこれほどの大きな地震が発生するとは思ってもみませんでした。「まさか北海道でこんなことが起こるなんて」という思いがとても大きかったです。
そんな状況の中、当院からも災害発生の初期からDMAT(災害派遣医療チーム)が派遣され、その後も継続的に最も被害が大きかった厚真町に救護班が派遣されました。
当院では常時、急性期の災害医療の訓練を受けたDMAT、医療救護班を編成しており、災害が発生した場合には、被災者や傷病者の救護にあたる準備ができています。
救護班第3班からは我々2年目の研修医も同行させていただくこととなりました。
私達研修医が被災地でできることは微々たるものかもしれませんが、実際に現場を目の当たりにすることは何よりの経験となることと思います。
当院では、有事の際に迅速に行動できるように災害救護演習などが行われており、私達研修医も参加しています。災害救護演習では、1日がかりで講義・グループワークを行い、トリアージ、応急、処置、搬送までの一連の活動を学ぶことができます。研修医のうちから災害医療に対する心構えと知識を得ることができる、他の研修病院ではなかなか得ることができない貴重な機会だと思います。
災害救護などに興味をお持ちの医学生の皆様は、ぜひ一度見学に来て、最前線で活動される先生方の姿をみてほしいと思います。
写真1. 2年目研修医 森Dr.が参加した救護班の帰還式
写真2. 2年目研修医 重元Dr.が参加した救護班の出発式
写真3. 災害救護演習の様子
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写真4-2. 担架を運ぶ際、揺れを少なくするために足並みをそろえる必要があります。
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写真5-2. 与えられた患者の役の演技をし、それに応じたトリアージをしています。医師は状況に応じた初期診療を行います。
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写真6-2. テント設営、テント内の簡易ベッドの配置なども自分たちで考えて行います。
2018.9.20
「地域研修」
こんにちは。研修医2年目の齋藤 翔太です。 当院では研修医2年目の間に院外で、地域医療の実際を学ぶ「地域研修」と呼ばれるローテート期間があります。研修先は当院と提携する複数の医療施設から選択できるのですが、私は5月の1ヶ月間に北海道立羽幌病院で地域研修を行ってきました。
羽幌町は旭川より北の日本海沿いにある、漁業が主要産業の人口7000人ほどの町です。漁港には、天売島や焼尻島にアクセスできるフェリーターミナルがあります。羽幌の医療の中核を担う北海道立羽幌病院で、いわゆる「総合内科」を勉強してきました。
写真1. 北海道立羽幌病院
当院を含め臨床研修医を募集する規模の病院は一般に専門科が細分化されており、研修医は各診療科をローテートする中で、専門性の高い医療を基に学んでいくことが多いと思います。
しかし、北海道立羽幌病院のような、比較的地方にある病院では「総合内科医」と呼ばれる、あらゆる疾患に対応できる医師が必要とされます。1ヶ月間のローテートの中で、総合内科外来で上級医と共に診療にあたり、当院ではあまり経験することのないcommonな疾患を多数経験することができました。また、診療業務以外にも羽幌での生活は非常に充実したもので、羽幌内の観光はもちろんのこと(名産の甘エビが美味しい!)、週末にはフェリーで1時間程度の距離にある離島「天売島」「焼尻島」にも観光で行ってきました。
以下、思い出の写真を何枚か載せます。
写真2. 鮨・なか川
写真3. 名産の甘エビの押し鮨
写真4. 羽幌フェリー・1時間程で焼尻・天売に到着します
写真5. 焼尻島・名産の焼尻サフォーク達
写真6. 天売島・海が綺麗
写真7. 天売島の旅館の夕食・アワビが1人3個あたります
写真8. 天売島・ウトウ 天売島には日暮れどきにウトウという海鳥の大群が戻ってきます。大迫力です。
羽幌・焼尻・天売は非常に興味深い街でした。皆さんも機会があればぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
以上研修医日記でした!
2018.7.24
「研修医の日常」
2年目研修医の奥です。過去の研修医日記では、旅行やグルメ、かまくらなど、楽しそうなプライベートを紹介する記事が多いですね。今回はこのページ本来の使命に立ち戻り、「研修医の日常を紹介」ということで研修医のデスクを特集しようと思います。
別に私のプライベートが楽しくないわけではありません。
写真1. 美しいデスク
私のデスクです。整理整頓された美しいデスクですね。中央にはパソコン、文房具などを、上段には教科書、資料などを並べてあります。インターネットも利用できます。これだけ広いスペースを頂けるのは有り難いですね。
写真2. 劣悪なデスク
2年目O先生のデスクです。著しく汚いですね。バイタリティあふれるO先生ですが、机の上のバイタリティもあふれんばかりです。上段中央に見えるのは検尿カップでしょうか。 あと参考書類が見当たりませんが、きっとどこかに隠しているのでしょう。
写真3. スープストックが豊富なデスク
1年目Y先生のデスクです。書類箱などが置かれ、抜き打ちで撮影した割には比較的整理されていますね。それにしても最上段のスープパスタの備蓄は圧巻ですね。その辺のコンビニを凌ぐ品揃えです。勤勉なY先生は新聞を愛読し世間の情勢を把握することにも余念がありません。
写真4. とても美しいデスク
2年目S先生のデスクです。綺麗ですね。教科書も種別ごとに分類され、とても整理整頓が行き届いています。勉強の傍ら、今度学会で行く予定の愛知の観光地をチェックしているようです。
写真5. S先生デスク隣の空きデスク
形成外科で研修中のS先生は空きデスクで皮膚縫合の練習をしているようです。傍らにあるのはバーチャルで皮膚縫合が練習できるハイテクマシン…ではなくWii Uですね。 たまの息抜きですね。最近マリオテニスを買ったそうです。
研修医の日常、少しはお伝えできたでしょうか。さらに詳しく知りたい学生の皆さん、一度病院見学にいらしてください。
2018.7.19
「新年度が始まりました」
こんにちは。研修医2年目の大屋です。
新年度が始まりました。
昨年は学生から医師としての一歩を踏み出した思い出の1年でした。良いことや悪いこと、沢山ありましたが、どれも良い経験です。
今年は果たしてどんな1年になるのでしょうか…。
ようやく雪も溶け暖かい日が増えてきました。
しかし、旭川は非常に雪が多かったです。2年目研修医も車を持っている人が多いのですが、皆、除雪が追いつきません。
まったく車が見えなくなることも。
写真1. 雪に負けて車を預ける人も。
2.3. そんな雪を活用しようと研修医でかまくら作りもしました。
写真4.5. なかなかいい出来。
写真6. かまくらの寿命は3日ほど。
きれいに重機で除雪されました。
2代目かまくらを作ろうと思いましたが…
完成しないまま春を迎えました。
2018.4.10
「東京レジナビ」
初期臨床研修医2年目の幸前です。道民です。
社会人になって1年が経ちました。後輩も入り、頑張ろうと思います。
3月18日(日)に東京ビッグサイトのレジナビに行ってきました。もはや春。桜も咲いておりきれいでした。当日、とてもたくさんの方が会場周辺に集まっていて、しかもキャリーケースを持っている方が多く、資料とか大量に持って帰るつもりなのかな、すごいやる気だなあ、こっちも頑張って宣伝しなきゃと思っていました。単純にその日イベントがあったらしく、レイヤーの皆さんだったようです。学生のみなさんももちろん、たくさん来てくれて嬉しかったです。
道内各地に散っていった同期たちもレジナビに来ていました。元気そうだったり、やつれていたり、羽振りがよくなっていて久しぶりに会えてよかったです。
なかなか道外の方は北海道の病院の情報を得る機会がないので、様々な方に当院の魅力を知っていただくいい機会になったと思います。ブースに来た方には名物旭川ラーメンもプレゼントし、旭川の魅力も知っていただけたと思います。北海道在住の人も、改めて地元北海道のすばらしさを感じてもらえたようです。
4月22日(日)札幌で開催される「北海道臨床研修病院合同プレゼンテーション」にも出展予定です。ぜひ足を運んでみてください。
写真1.2. 医学生にプレゼンをしている様子
2018.4.10
「臨床研修医研修会」
こんにちは、研修医1年目の佐藤です。
2017年4月から旭川赤十字病院で研修を始めて、ついに2018年に突入しました。
今回の研修医日記では、12月に開かれた、東京での「臨床研修医研修会」について書こうと思います。
赤十字病院は災害医療に携わっており、その点が他の病院と大きく異なっています。研修では、災害医療の現場における対応や赤十字社の取り組みについて、全国各地の日赤系病院の研修医方と一緒に学びました。研修を通して、他病院の研修の様子を知ることが出来たのも新鮮でした。
写真1.:日赤本社には大量に援助物資が備蓄されていました。
写真2.:研修後には意見交換会もあり、研修医同士で盛り上がりました。
このように旭川赤十字病院では、病院内での研修だけではなく、病院外での研修もしっかりと組まれています。
ぜひ見学に来て、病院の良さを自分の眼で確認してみてださい!
2018.1.11
「研修医生活を振り返って」
研修医日誌をご覧になっている皆さん初めまして。1年目研修医の谷口と申します。
簡単な自己紹介ですが、旭川生まれ札幌育ちで栃木県の大学を卒業して生まれ故郷に戻ってきました。たすきがけの枠ですので、この病院での研修は残り3ヶ月を切ってしまいました。
今回はこのような情報発信の機会を頂いているので、当院を検討している方へ向けての、メッセージと実際の私の体験も交えて紹介させていただきます。
まず、この病院を選択したきっかけですが、私の大学の特性上、内科一般領域および外科手技、マイナー領域の知識などが将来的に必要なため、それらが揃っていてかつ、多くの経験を積める病院を探していました。
細かい診療科に関することは教育研修センターのページにも記載されているためここでは割愛させていただきますが、他の研修施設と大きく異なる点は、日中業務中だけでなく夜間の病院当直中の各科の専門医の先生方のフットワークが軽いことだと考えています。
学生時代からの勉強では医学書から「〜の症状がある人はこの疾患の確率が高い」という知識だけで終わっていましたが、実際の臨床現場で多くの症例を見ている各科の専門の先生方は表情や歩き方、五感を使った診察など、本の知識では得られない視点を与えてくれます。
他の市中病院と比較しても精神科を除いて、ほぼすべての診療科が揃っており、それぞれの診療科の先生へ相談する敷居が低い当院では、ローテーションする科以外の知識や手技を身につけることができ、前述したようなニーズを持つ方には自信を持っておすすめします。
話題を変えて自分の研修生活の実際ですが、たすきがけで1年間しかいないために、同期と仲良くなれずに終わるかと思っていましたが、独立した研修医室のおかげで、就業時間外での雑談や症例に関する意見交換をしていく上でそのような不安は杞憂に終わりました。
また、研修医数が同期に12名いることからも様々な診療科を研修し、それぞれの診療科での知識を共有することができ、「人は教えるときに真に学んでいる」という格言を正に実践することができています。
末尾になりますが、当院での研修に興味がある方は是非当院へ連絡の上見学してみることをお勧めします。また、研修医から率直な話が聞ける機会も用意することができます。当院に限らず研修先を選ぶ一助になれば幸いです。
写真1
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2018.1.10