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研修医の広場

研修病院としての特徴について

 皆さん、こんにちは。研修医2年目の笹尾です。
2年目の研修が始まり早くも3か月が経とうとしており、1年目の研修医達も徐々に仕事に慣れてきたと思います。
 私たち2年目の研修医は医師として初めての後輩ができたところですが、アドバイスなどわかりやすく伝えるために今まで何となく分かっていた部分を勉強しなおしたりしています。
 6年生の皆さんはそろそろ、マッチングに向けて候補となる病院の見学を行っているころだと思います。当院にも6年生だけでなく4、5年生も含め多くの学生さんが見学に来てくださっており、ありがとうございます。

 さて今回は、研修病院のマッチングの決め方について、当院の研修病院としての特徴も踏まえてお話し、参考にしていただければと思います。
 「ハイパー」や「ハイポ」といった感じで研修の忙しさなどを気にしたり、志望科やそれ以外の診療科が総合的に揃っているかどうかなどを目安に選ぶことが多いと思います。見学に行った施設で研修全体での忙しさについても学生の頃と研修医になってからでは印象も変わってくると思います。
 私も学生の頃は当院の研修はかなり忙しい方だと思っていましたが、診療科や日によってメリハリがしっかりしていて、忙しいときは忙しいですが本で勉強をしたり休む時間なども取ることができバランスが良い病院だと思います。その辺りの事情については、積極的に手技に関わっていきたい人や、落ち着いて勉強できる時間が欲しい人など色々な希望があると思うので、見学している診療科以外の研修医に休憩時間の様子、勉強の時間を確保できるか、レクチャーの種類などを聞いて参考にしてみてください。

 また、当院は精神科や産婦人科以外のほとんどの診療科が備わっており、様々な科を回ります。

 回っていない科でも救急外来などで専門の先生方の説明や対処を学ぶ機会があり、視野を広げることができ、研修の場としてとても良い病院です。
志望科が決まっている・いないに関わらず、全身を診療できる場があることは貴重なので救急を見学する際などは他科コンサルト後の様子なども意識すると、研修病院を選ぶ基準の1つになると思います。
 最後に当院で行っているレクチャーについて少しお話したいと思います。「モーニングレクチャー」といって研修医が研修医に対して普段の診療で役立つと思ったことを説明するレクチャーがあります。

 内容は基本的に自由で、月に2回ほどあります。説明することでより理解することができるので発表者も勉強ができ、救急の場で役立つ内容が多くその内容を思い出して助けられることもある貴重な場です。レクチャーについては先述していますが、病院ごとにも特徴のあるレクチャーがありますので、自分が求める勉強ができそうな病院を考えるというのも1つだと思います。
 長々と書かせていただきましたが、研修医間の雰囲気やメディカルスタッフの方たちとの関わり方などを参考に皆さんが自分達に合う研修病院を選べるよう、祈っております。当院もまだまだ見学募集中なので、悩んでいる方などぜひ見学に来てください。

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