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研修医の広場

当直研修の様子、お見せします!

 こんにちは。研修医2年目の伏津です。

 今回の研修医日記では日・当直の様子を一部ご紹介しようと思います。
 当院の当直研修は、5~7回/月ほどあります。
 大きく分けて2種類あり、救急車で来院した方を診る「センター」と、自家用車等で来院した方を診る「walk-in」に分かれます。
 基本的に、「センター」は2年目が担当し、「walk-in」は1年目が担当することになります。(例外もあるので、後述します)

 必ず上級医のバックアップは確保されていて、「walk-in」の診療は研修医1人+上級医で行い、
 「センター」の診療は、2次日(※)に研修医2人+上級医で行い、それ以外の日は研修医1人+上級医で行います。
 研修医が1人で日・当直の対応を行うことはなく上級医と相談したうえで方針を決めていくので、安心感はあると思います。

 2次日(※)について・・・
 旭川市内の救急システム(中等症~重症の病院群輪番制)で、休日・夜間帯に救急車を受け入れる2次当番病院が指定されていて搬送先の第一選択になります。なので、2次日は救急車の台数が多くなることが予想されるため研修医2人体制となっています

 『それじゃあ2次日以外はどうなのか』というと、旭川市外からの紹介搬送や脳疾患疑い、重症の外傷等(いわゆる3次救急症例)は2次日とは関係なく来ることが多いですし、当院かかりつけの患者さんの救急要請や2次当番病院が混みあっていて受け入れ不可の場合には当院へ搬送されることもあります。

 先ほどの「例外」についてですが、救急科のローテーションが終了した1年目研修医は、8月頃から2次日の2人目として当直に入って(B当直と呼んでいます)、2回以上経験した場合は2次日以外の研修医1人の当直の日にも入ることができるようになります。

次に、当直の予定の決め方についてお話します。

 デフォルトで入っている日にち+空き枠の希望日に名前を書いていきます。
 空き枠のところは、教育研修センターの担当事務がバランスを見て調整して決定してくれます。
 月の始めくらいに空き枠の希望日に名前を書く紙が用意され、毎月16日が締め切りとなります。(9月分の当直はこの紙が8月頭に提示されて8/16が締め切り)
 デフォルトで入っている日の都合が悪ければ他の研修医と交換もできるので、個人の予定に合わせて当直日を決めることも比較的可能です。

当直室の写真も1つお見せします。

今年2月くらいにベッドが新しくなって皆喜んでいました。

それでは、実際の当直の様子も少しご紹介します。

上の写真が「センター」のブース、下の写真が「walk-in」のブースです。

 救急車の到着を待っている様子です。この日は2次日で、僕と2年目研修医(写真左)が「センター」の当直だったのですが、「walk-in」に患者さんがいなかったので熱心な1年目研修医(写真右)が勉強しに来ていました。
 基本的には患者さんのファーストタッチは研修医に任せてもらえて、そのうえで上級医と相談して方針決定、診療を進めていきます。

 このような新しいエコーの機械があったり、

 グラム染色ができる環境も整っています。

 救急外来がレントゲン室やCT室と直結しているのも当院の救急外来の特徴の一つかもしれません。
 急性期の頭蓋内疾患疑いなどの『急ぐ』場面では、身体所見もそこそこに画像診断へ向かうこともあります。

 実際にどのような症例を経験したのかについてですが、「センター」は重症な疾患の症例が多いですが、「walk-in」は心筋梗塞やくも膜下出血の症例も実際に経験したので、どちらも気は抜けないしどちらも勉強になります。
 この辺の話は2020年5月の研修医日記で僕の先輩が書いてくださっているので、興味があれば読んでみてください。
 以上で終わりになります。
 写真も付けてみましたが、実際に見て・話を聞いた方がよりイメージがしやすいかなとは思います。
 COVID-19流行状況次第で見学の制限もあり難しい情勢ではありますが、病院見学の後に当直見学も可能なので、申し込み時にご相談してみてください!(当直見学は17時~22時までです)

 現在病院見学を受け付けております!
 興味を持っている学生の方はぜひ一度当院へ見学にいらしてください!

 それでは、暑い日も続きますが身体に気を付けて、6年生はマッチングと国試勉強、5年生以下の方は実習や講義など頑張ってください!

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