高度医療機器の共同利用について
当院が所有しております医療機器を、地域医療施設の先生方にもご利用いただき患者さまの診療にお役立て頂けるように共同利用を行っております。
ご利用にあたっては、FAXで事前に予約の申込みをしていただくことにより、患者さんは予約時間に間に合うよう来院していただきます。
ご利用方法の流れはこちらをご覧下さい。
各種用紙(クリックするとファイルが開きます)
共同利用機器項目一覧
骨シンチグラフィ
骨シンチグラフィは全身の骨を一度の検査で調べることができます。骨代謝を鋭敏に反映できるため、骨転移を高感度で検出可能です。また、単純X線写真やCTでの検出困難な、微小な骨折や不全骨折なども検出できる検査です。


脳血流SPECT検査
脳の血流を測定する検査です。脳血管障害などでは脳内の血流が十分かどうか、アルツハイマー病などの認知症や脳の変性疾患では脳の機能が低下していないか等を判定することができます。
脳血流は脳血管の要因のみならず、脳の変性疾患でも低下することが知られており、疾患の鑑別や早期診断に有用です。最近は認知症の診断にも多く用いられており、統計画像解析ソフトを用いることにより、早期発見や認知症のタイプの鑑別、進行度の評価が可能になりました。



DATスキャン検査
脳内の黒質線条体ドパミントランスポーターを画像化する検査です。これまでCT検査やMRI検査、脳血流SPECT検査で判別できなかったドパミン神経の変性・脱落の程度を評価することが可能です。これによりパーキンソン症候群やレビー小体型認知症の診断の早期診断や鑑別診断に役立っています。



頭部MRI
頭部MRIは様々な撮影方法と組み合わせ診断することで、脳梗塞や脳出血、その他の変性疾患を的確に診断することが出来ます。
また、造影剤を使用することにより、小さな脳腫瘍や、血管の診断にも有効な検査です。
MRAは、造影剤を使用しないで、血液の流れを利用して血管を描出することができ脳動脈瘤、動脈塞栓症、血管狭窄などの診断に利用されます。
脊椎領域MRI
脊椎領域のMRIでは脊髄や椎間板などの組織を鮮明に描出することができ、椎間板ヘルニアによる脊椎神経の圧迫や、その他、脊椎変性疾患などの診断に有用な検査です。
腹部超音波検査
超音波検査は比較的簡便で、X線検査やCT検査で問題となる放射線による「被ばく」もないため人体にやさしい検査です。
腹部検査では腹部に超音波をあて、肝臓・膵臓・胆嚢・腎臓・脾臓を中心に異常がないかを調べる検査です。
脂肪肝や胆石・嚢胞・腫瘍の有無、各臓器の形態などを観察しています。
甲状腺超音波検査
甲状腺検査では、喉の下方に位置する甲状腺に超音波をあて、形態や内部に異常がないかを調べる検査です。
バセドウ病や橋本病などのびまん性甲状腺疾患、嚢胞・腫瘍の有無などを観察しています。
