歯科口腔外科
診療科の概要
当科は地元歯科医師会との役割分担を明確にし、基本的には一般歯科治療(むし歯や歯周病の治療、義歯の作製など)は治療が必要である入院患者のみとし、歯科ならび医科の診療所などからの紹介患者を中心に診療し、病診連携を強め、地域の歯科医療機関との共存共栄を目指しています。
診療内容は埋伏智歯の抜歯をはじめ、顎変形症、顎顔面外傷、口腔の良性・悪性腫瘍、嚢胞、感染症、唾液腺疾患、顎関節疾患などの口腔外科的疾患を幅広く行っています。
2012年度からチーム医療の推進の一環として周術期の口腔機能管理が導入されました。当院でもSCU入室患者の口腔ケア、脳神経外科、外科、心臓血管外科の手術前の口腔ケア、化学療法を行っている患者の口腔ケアを行っております。
・日本口腔外科学学会認定研修施設
・歯科医師臨床研修施設(単独型)
主な対象疾患
- 悪性腫瘍:
- 2025年度の初診患者は17名となっております。遊離皮弁による再建は1992年から導入しており、2025年度は3例実施しています。口腔癌では早期癌の方が治療成績も良く機能保存も優れており癌の早期発見に努めています。
- 顎変形症:
- 顎変形症の矯正治療を目的とした2025年度の手術症例は、下顎骨形成術43例、上顎骨形成術16例となっております。入院期間は10日程度となっております。
- 外傷:
- 救命救急センターでは交通事故による症例が多く、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、形成外科など多くの関係する科と協力して治療しております。歯牙の外傷では再植等を行い、可能な限り保存を心がけております。
- 口腔粘膜疾患:
- 白板症、扁平苔癬が多く、これらは口腔癌の前癌病変でもあり注意深く長期の経過観察を行っております。
- 埋伏智歯:
- 通常局所麻酔下に抜歯を行うことが多いですが、難抜歯、複数本を同時に抜歯する場合は、全身麻酔下で実施しております。歯牙移植に、智歯を利用するため、智歯の状態によっては保存する場合もあります。
- インプラント:
- 自費診療となりますが、歯牙欠損部の機能回復にはすぐれた方法であり、徐々に症例数が増えてきております。
- その他:
- 他科合併症を有する患者の歯科治療については、入院中の他科、開業歯科、開業医からの紹介も多く、関係する科との協力のもとに行っております。
医師紹介
診療・手術実績
診療・手術実績
2025年(1~12月)
| 項目 | 患者数 |
|---|---|
| 外来新患数 | 3,035 |
| 外来延数 | 11,446 |
| 新入院数 | 361 |
2025年(1~12月)
| 項目 | 患者数 |
|---|---|
| 外来手術件数 | 1,942 |
| 全身麻酔手術件数 | 299 |
| 主な手術実績 | 患者数 |
|---|---|
| 悪性腫瘍手術 | 24 |
| 再建術 | 3 |
| 上顎骨形成術 | 16 |
| 下顎骨形成術 | 43 |
| 顎骨骨折観血的手術 | 6 |
| 顎骨腫瘍摘出術 | 23 |