令和6年度 旭川赤十字 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 240 202 237 264 585 1,289 2,118 4,098 2,615 761
【解説】
・令和6年度中に退院した患者様の人数を年齢階級別(10歳きざみ)に集計したものです。
・60歳以上の患者様で約77%を占めており、なかでも一番多かったのは70歳代の患者様でした。

※年齢は、入院時の年齢です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 経気管肺生検法等 処置2なし等 101 3.09 3.03 0.00% 72.43
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし等 68 12.57 13.41 29.41% 76.01
0400802499x0xx 肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし 61 14.64 16.40 44.26% 82.75
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 36 13.42 20.78 55.56% 81.67
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 肺炎等等 35 10.91 13.08 0.00% 68.23
【解説】
・はじめに、当院は「DPC/PDPS」という制度を選択しています。これは入院費を計算する方法の一つで、病名や手術の有無・治療内容等によって1日あたりの入院費が決まる仕組み(包括評価)のことをいいます。この計算のもととなる1日あたりの点数は、厚生労働省によって定められています。
・「診断群分類(DPCコード)」とは、その入院費を決めるためのコードのことで、同じ病名でも病態や治療内容等(副傷病・手術・処置等の有無)によって細かくコードが枝分かれします。
・診断群分類別の患者数をみると、当院ではどのような入院症例が多かったのかがわかります。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<指標の説明>
●DPCコード・・・病名や病態によって異なる入院費を決めるためのコード。
●DPC名称・・・各DPCコードに対する名称。(※読みやすいように少し変更しています。)
●患者数・・・令和6年6月1日から令和7年5月31日までの期間に退院した患者様の数。
●平均在院日数(自院)・・・当院の患者様の、1入院あたりの入院日数の平均。
●平均在院日数(全国)・・・上記の全国平均。
●転院率・・・当院から他の病院へ転院となった患者様の割合。
●平均年齢・・・患者様の年齢の平均。
●患者用パス・・・「パス」とは入院から退院までの治療計画のことで、治療方法や治療期間の目途などが記入されている。


・呼吸器内科は、肺炎と、肺がんに対する抗がん剤治療の症例が多いです。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 副傷病なし 142 10.94 8.88 6.34% 77.42
060035xx99x5xx 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 手術なし ベバシズマブ等 106 3.25 4.42 0.00% 72.67

06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他手術あり 処置2なし 70 12.24 11.52 2.86% 71.46
06007xxx9907xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 処置1なし イリノテカン塩酸塩 リポソーム製剤 66 3.68 5.53 0.00% 73.39
060340xx03x01x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 敗血症 61 15.11 16.64 4.92% 80.41
・消化器内科で最も多いのは胆管結石や胆管炎に対する手術症例です。
・2・4番目の症例は結腸や膵臓、脾臓の化学療法の症例です。
・5番目に関しては、1番目と同様胆管結石等の症例ですが、副傷病(合併症)が併存している場合で、平均在院日数が副傷病がない場合と比べて長くなっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし 161 2.57 3.07 0.00% 69.87

050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 処置1なし 処置2なし 134 2.74 4.18 0.00% 68.90

050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 心カテ検査+血管内超音波検査等 処置2なし 114 2.64 3.27 0.00% 69.86

050130xx9902xx 心不全 手術なし 処置1なし シンチグラム等 100 23.96 23.96 46.00% 81.05
050130xx9912xx 心不全 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 シンチグラム等 56 19.05 21.30 14.29% 72.13
・循環器内科で最も多かったのは「狭心症、慢性虚血性心疾患」に対し、「心臓カテーテル検査」等を行った症例です。
・「狭心症」とは心臓の血管である冠動脈が狭くなる病気で、心臓カテーテル検査(血管内にカテーテルという細い管を入れ血管の状態を撮影する検査)や、
 手術が必要な場合は血管を拡げるために「ステント」という筒を挿入する「経皮的冠動脈ステント留置術」等を行います。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 小児食物アレルギー負荷検査 73 1.16 2.10 0.00% 2.85
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 処置1なし 26 1.04 2.52 0.00% 1.77
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 処置2なし 14 3.00 5.55 0.00% 7.79
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 14 6.29 6.22 0.00% 2.21
0400801199x0xx 肺炎等 15歳未満または市中肺炎等 1歳以上15歳未満 手術なし 処置2なし 11 5.64 5.61 0.00% 7.64
・小児科で最も多かったのは、「食物アレルギー」に対して「小児食物アレルギー負荷検査」(アレルギー診断のために原因と考えられる食物を食べ反応を見る検査)を行った症例です。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 85 6.06 7.05 0.00% 64.99
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 処置2なし 60 15.95 14.81 1.67% 74.18
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア 15歳以上 鼠径ヘルニア手術等 59 4.37 4.54 0.00% 72.63
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし エンドキサン+エピルビシンあり等 50 2.10 3.64 0.00% 58.30
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術等 処置1なし 37 10.05 9.77 0.00% 67.54
・外科で最も多かったのは、「胆嚢炎」等に対し「腹腔鏡下胆嚢摘出術」等を実施した症例です。
・鼠径ヘルニア…本来の正しい位置から腸などの内臓が腹膜から飛び出てしまうこと
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工関節置換術等 299 19.77 25.29 69.23% 83.83
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術等 44 4.98 5.95 6.82% 67.66
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術等 31 36.23 17.84 16.13% 56.61
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む) 手術なし 28 14.71 19.16 71.43% 71.96
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 人工関節置換術等 25 7.36 14.04 16.00% 69.92
・整形外科で最も多かったのは、「股関節・大腿近位骨折」に対し金属などでできた人工の関節に置き換える「人工関節置換術」等を行った症例です。
・2~3位の骨折観血的手術とは、ギプス固定では治療が困難な複雑な骨折や、症状が重度の骨折、あるいは関節の周辺を骨折した場合に、骨折している部分を切開して骨を直接正常な位置に戻した後固定することをいいます。

・骨折は退院後も継続的なリハビリを必要とするため、リハビリ専門の病院に転院する症例が多いです。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 処置2なし 48 2.54 2.74 0.00% 71.04

070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く) 手術あり 処置1なし 33 2.58 4.65 0.00% 51.67


080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 処置1なし 17 2.47 3.77 0.00% 46.94


160200xx030xxx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む) 鼻骨骨折整復固定術等 処置1なし 17 3.00 3.31 0.00% 19.94
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 処置2なし 16 2.81 6.92 0.00% 85.81


・形成外科で最も多かったのは、まぶたが垂れ下がり視界が狭くなってしまう「眼瞼下垂」に手術を行った症例です。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし エダラボン 副傷病なし 164 17.37 16.89 42.07% 75.90

010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 82 19.89 18.68 69.51% 70.73
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 脳血管疾患等リハ等 副傷病なし 66 15.59 16.94 36.36% 79.56
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし 53 10.60 9.83 20.75% 75.45
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10以上 手術なし 処置2なし 49 20.78 22.21 79.59% 78.76
・脳神経外科で最も多かったのは、「脳梗塞」に対してエダラボンという脳保護薬を使用した症例です。
・脳梗塞に関しては、後述する「脳梗塞の患者数等」で詳しく説明しています。

<JCS(Japan Coma Scale)>意識状態を評価する指標で、数字が大きくなるほど意識状態が悪いことを意味します。
1.意識清明とは言えない
2.見当識障害がある
3.自分の名前、生年月日が言えない
10.普通の呼びかけで容易に開眼する
20.大きな声または体を揺さぶることにより開眼する
30.痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと辛うじて開眼する
100.痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする
200.痛み刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる
300.痛み刺激に全く反応しない
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 処置2なし等 59 11.05 9.82 0.00% 72.56
040200xx01x00x 気胸 胸腔鏡下肺切除術等 処置2なし 副傷病なし 15 6.80 9.59 0.00% 51.33
040200xx99x00x 気胸 手術なし 処置2なし 副傷病なし 13 10.08 9.28 23.08% 65.69
040150xx97x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 処置2なし 12 22.67 28.41 8.33% 67.17
160450xx99x00x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 処置2なし 副傷病なし - - 9.52 - -
・呼吸器外科で最も多かったのは、「肺の悪性腫瘍」に対して「胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの」等を実施している症例です。
・気胸とは、何らかの原因により肺から空気が漏れることで肺が潰れてへこんでしまう疾患をいいます。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回等 処置2なし 49 6.02 3.82 6.12% 68.18
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 43 3.86 5.15 11.63% 76.23
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術等 処置2なし 42 10.52 10.18 0.00% 78.36
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの等 処置2なし 副傷病なし 16 16.81 7.38 12.50% 72.38
050200xxxxxxxx 循環器疾患(その他) 12 3.67 7.71 0.00% 74.25
・心臓血管外科で最も多かったのは「慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全」に対し、「経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回)」等を行う症例です。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 172 4.00 4.29 0.00% 76.41


020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 88 2.13 2.49 0.00% 74.58

020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 - - 4.83 - -
020210xx99x0xx 網膜血管閉塞症 手術なし 処置2なし - - 6.88 - -
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.08 - -
・眼科で最も多かったのは、目の一部の水晶体が濁り徐々に視力が低下していく病気です。水晶体は外からの光を映すレンズの役割を担っています。
・治療の部位によって診断群分類は分かれており、1位は「両眼」、2位は「片眼」に対して手術を行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 89 4.12 4.67 2.25% 71.74
030428xxxxx1xx 突発性難聴 高気圧酸素治療(1日につき) 減圧症又は空気塞栓に対するもの等 41 10.39 9.42 0.00% 65.20
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 39 4.13 5.84 0.00% 55.15
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 38 7.03 7.35 0.00% 19.24

030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 36 7.67 8.50 0.00% 60.72
・耳鼻科で最も多かったのは、頭の回転、水平、上下の加速を感じ取る部分をもつ前庭に異常をきたし、めまい等を引き起こす「前庭機能障害」です。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010160xx99x10x パーキンソン病 手術なし SPECT等 副傷病なし 74 21.53 18.98 5.41% 75.05
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし エダラボン 副傷病なし 56 16.54 16.89 39.29% 75.39
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 脳血管疾患等リハ等 副傷病なし 30 15.23 16.94 43.33% 80.07
010230xx99x00x てんかん 手術なし 処置2なし 副傷病なし 29 5.00 6.89 17.24% 61.07
010230xx99x30x てんかん 手術なし ラコサミド(点滴静注用に限る) 副傷病なし 22 12.82 12.42 22.73% 80.91
・脳神経内科で最も多かったのは、脳の働きの異常によって手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害をきたす「パーキンソン病」です。
・当院では、「脳梗塞」に対して脳神経外科と脳神経内科の両科で治療を行っております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 20 7.80 9.33 0.00% 73.80

080010xxxx0xxx 膿皮症 処置1なし 19 8.26 12.98 15.79% 58.58
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 処置1なし 13 2.92 3.77 0.00% 59.77
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし - - 6.92 - -
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2 なし - - 28.94 - -
・1位は水ぼうそうを起こすウイルスと同じ水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる、痛みをともなう皮膚湿疹の「帯状疱疹」です。
・次に多かったのは、皮膚に膿が溜まる炎症性の病気です。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用等 処置2なし 109 5.81 6.81 0.00% 75.07
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 副傷病なし 100 3.66 5.16 4.00% 68.54
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 前立腺針生検法 その他のもの等 100 1.42 2.45 0.00% 70.08

110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 53 9.15 13.66 13.21% 74.66
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 処置2なし 30 7.63 10.12 0.00% 69.97


・泌尿器科で最も多かったのは、「膀胱の悪性腫瘍」に対し尿道からカメラの付いた細い管(内視鏡)を挿入して行う「経尿道的手術」等を行った症例です。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回等 処置2なし 161 1.38 3.82 0.62% 72.37
110260xx99x3xx ネフローゼ症候群 手術なし リツキシマブ 74 3.35 4.97 0.00% 57.28
110280xx9902xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 腹膜灌流 連続携行式腹膜灌流 49 2.31 7.83 0.00% 61.80
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 48 7.00 11.35 14.58% 65.46
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの等 処置2なし 副傷病なし 39 9.03 7.38 5.13% 71.33
・腎臓内科で最も多かったのは「慢性腎不全」に対する、透析療法(血液のろ過をする治療)に必要なシャント(透析時に十分な血液を確保するために動脈と静脈をつなぎ合わせ作った血管)の拡張や血管内の血栓を除去する、「経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回」等を行った症例です。
血液・腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし リツキシマブ+フィルグラスチムあり等 51 13.78 19.30 0.00% 75.27
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし ビダーザ 43 8.09 9.72 0.00% 80.67
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり ビダーザ 副傷病なし 42 9.76 18.57 0.00% 83.21
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし エロツズマブ等 42 14.24 14.69 0.00% 70.43
130010xx99x5xx 急性白血病 手術なし ビダーザ 40 8.45 9.61 0.00% 83.05
・血液腫瘍内科では、非ホジキンリンパ腫と骨髄異形成症候群(血液細胞になるおおもとの細胞に異常が生じて、正常な血液がつくられにくくなる病気)で、治療に使用する薬剤によってDPCコードが異なります。
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る) 110 16.67 13.77 6.36% 69.14
100040xxxxx01x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 処置2なし 誤嚥性肺炎等 31 25.00 22.60 25.00 66.32
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 処置2なし 副傷病なし 20 15.40 13.07 15.00% 60.25
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 処置2なし 13 15.31 10.46 7.69% 65.31
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 12 15.08 20.78 75.00% 83.58
・糖尿病症例が最も多いです。
・ご自身でインスリン投与を行うための教育入院も行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 51 31 51 59 13 56 1 8
大腸癌 36 67 62 402 61 189 1 8
乳癌 50 49 23 - - - 1 8
肺癌 50 26 42 42 41 81 1 8
肝癌 - - - - - 73 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【解説】
・5大癌とは、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌です。この5大癌の患者様の数を、UICCという癌の病期分類別に集計しています。
・StageⅠが最も進行度が低く、StageⅡ・Ⅲとなるにつれて進行度が高くなり、StageⅣが最も進行した病期となります。
・当院は、StageⅣの末期癌や再発した患者様を多く診療したことがわかります。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<指標の説明>
●初発・・・当院で癌と診断した場合、または当院で癌と診断し初回治療を実施した場合、あるいは初回治療を実施した場合。
●再発・・・当院・他院を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者様を診療した場合や、癌の寛解(癌の病変が消えて新たな癌が出現していない状態)後に、局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 47 13.53 78.26
重症 26 14.50 80.85
超重症 12 15.33 83.08
不明 - - -
【解説】
・「市中肺炎」とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことをいい、医療機関に入院して48時間以後に発症した「院内肺炎」とは区別されます。
・ここでは、20歳以上の「市中肺炎」の患者様の数を重症度別に集計しています。重症度は、日本呼吸器学会の「成人市中肺炎診療ガイドライン」に基づいて算出しています。
・重症度分類は、 A-DROPスコア(年齢・脱水・呼吸状態・意識・血圧の5項目)を用いて軽症~超重症の4段階で表記し、重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」と分類しています。

・当院は中等症の症例が一番多いことが分かります。
(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 506 20.41 77.79 48.90%
その他 40 21.68 73.18 3.11%
【解説】
・脳梗塞とは、脳に血液が供給されないことで脳が損傷を受けた状態です。後遺症が残ることも多く、長期間のリハビリテーションが必要なためリハビリテーション専門の病院に転院する患者様が多くなります。
・当院は、発症してから3日以内の脳梗塞の患者様が多いことがわかります。

<各指標の説明>
定義:最も医療資源を投入した傷病名が脳梗塞(「ICD10」というWHOの国際疾病分類において「I63$」に該当するもの)の患者数。
●発症日から・・・発症してから入院するまでの日数が「3日以内」か否か。
●患者数・・・各項目ごとの令和6年6月1日~令和7年5月31日までの退院した患者様の人数。
●平均在院日数・・・1回の入院における、入院日数の平均。
●平均年齢・・・入院時年齢の平均。
●転院率・・・指標ごとの転院患者数÷脳梗塞の全退院患者数。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 212 2.86 10.80 7.08% 77.00
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 84 1.37 5.49 0.00% 70.24
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 等 77 2.18 10.71 12.99% 76.64
K654 内視鏡的消化管止血術 60 1.68 8.82 18.33% 75.38
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 等 41 1.00 5.44 0.00% 75.71
【解説】
・診療科別主要手術別の患者数です。診療科別に、どのような手術を多く行っているのかがわかります。
・注意点として、患者様が治療した主な診療科とは別の診療科で手術をした場合でも、主な診療科の方で患者数が計上されます。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<指標の説明>
●Kコード・・・診療報酬点数表で定められた手術コード。
●名称・・・手術の名称。
●患者数・・・令和7年6月1日~令和7年5月31日までの退院した患者様の数。
●平均術前日数・・・入院日から手術日までの日数の平均。
●平均術後日数・・・手術日から退院日までの日数の平均。
●転院率・・・当院から他の病院へ転院となった患者様の割合。
●平均年齢・・・患者様の年齢の平均。
●患者用パス・・・「パス」とは入院から退院までの治療計画のことで、治療方法や治療期間の目途などが記入されている。


・消化器内科で最も多かった手術は、「内視鏡的胆道ステント留置術」です。
・これは胆管が狭くなり胆汁の流れが悪くなっているときに、胆管に「ステント」と呼ばれる筒を挿入して胆管を拡げる手術です。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 76 0.75 1.59 0.00% 70.05

K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 44 0.61 1.39 0.00% 69.16

K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 40 0.00 14.60 7.50% 72.73

K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 39 1.00 2.08 0.00% 69.05


K5973 ペースメーカー移植術 リードレスペースメーカーの場合 32 2.91 8.34 15.63% 85.31
・循環器内科で最も多かった手術は、「経皮的冠動脈ステント留置術」です。
・これは心臓の血管である冠動脈に狭窄があった場合、血管を拡げるためにステントと呼ばれる金属の筒を挿入し拡げる手術です。
・1位、3位は同じ手術名ですが、病態等によって分かれています。3位の手術が最も重症かつ緊急性を要する手術のため、手術までの日数(平均術前日数)は短く、術後の入院日数(平均術後日数)が一番長いことがわかります。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 78 1.23 3.85 0.00% 63.74
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(内視鏡手術用支援機器) 等 54 4.63 11.46 1.85% 72.94
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 51 1.12 2.02 0.00% 69.57
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 37 0.35 3.62 0.00% 62.30
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 等 25 0.60 2.16 0.00% 46.88
・外科で最も多かった手術は、「腹腔鏡下胆嚢摘出術」です。
・腹腔鏡下手術とは、お腹に小さな穴を開けて内視鏡(カメラの付いた細い管)を挿入して行う手術で、メスでお腹を切開する開腹手術に比べて傷口が小さいことが特徴です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 等 244 0.67 16.53 64.34% 82.01
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 等 84 1.21 17.27 69.05% 83.92
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 75 2.51 8.67 10.67% 63.07
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 等 52 2.48 13.02 17.31% 69.10
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 等 49 1.16 1.73 4.08% 52.22
・整形外科で一番多かった手術は、「骨折観血的手術」です。
・骨折の場合、まずは徒手整復術(骨折非観血的手術)という手で骨のずれを戻す治療を行いますが、これができない場合に骨折部をメスで切開し直接整復・固定する手術(骨折観血的手術)を行います。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等 37 0.00 1.65 0.00% 70.16
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 等 19 0.16 1.53 0.00% 85.79
K333 鼻骨骨折整復固定術 17 1.00 1.00 0.00% 19.94
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル未満 等 17 0.53 1.06 0.00% 26.59
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹 等 16 0.81 2.25 0.00% 61.19
・形成外科で最も多かった手術は、まぶたが垂れ下がり視界が狭くなってしまう「眼瞼下垂」に対して行った「眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等」です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 69 0.46 10.57 24.64% 78.67

K178-4 経皮的脳血栓回収術 65 0.48 22.14 83.08% 76.83
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 等 63 0.79 31.76 23.81% 64.41
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 28 3.96 24.32 21.43% 66.04
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの 等 25 0.60 37.80 88.00% 66.48
・脳神経外科で最も多かった手術は、「慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」です。
・「慢性硬膜下血腫」とは、頭蓋骨の下にあり脳を覆っている「硬膜」と「脳」との間に血液が溜まったことでできた腫瘍をいいます。その腫瘍を除去する為に、頭に小さな穴を開けて細い管を入れて血液を外に出す「慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」を行います。
・3位の「脳動脈瘤」とは、動脈に発生するコブのことです。脳動脈瘤が破裂するとクモ膜下出血が起こります。そのため、脳動脈瘤の根元をクリップで挟み動脈瘤内に血流が入らないようにして破裂を防ぐ「脳動脈瘤頸部クリッピング術」を行います。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 31 2.10 8.55 0.00% 70.81
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 等 24 1.71 7.79 0.00% 74.63
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 等 19 3.11 6.89 0.00% 54.95
K496-4 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術 - - - - -
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 等 - - - - -
・呼吸器外科で最も多かった手術は、「胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等」です。
・胸腔鏡下手術とは、胸に小さな穴を開けて内視鏡(カメラの付いた細い管)を挿入して行う手術で、メスで切開する開胸手術に比べて傷口が小さいことが特徴です。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 48 0.06 1.58 8.33% 75.63
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 等 31 1.81 6.94 0.00% 76.87
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 等 30 0.50 5.73 6.67% 69.40
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 1の実施後3月以内に実施する場合 等 15 0.27 3.00 0.00% 67.00
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 等 11 2.18 12.00 9.09% 73.73
・心臓血管外科で最も多かった手術は、動脈の血管が詰まってしまう「動脈塞栓症」等に対し、血管を拡張したり血栓の除去を行う「四肢の血管拡張術・血栓除去術」です。
・2位の「ステントグラフト内挿術」は胸部や腹部の大動脈に管を入れ、大動脈瘤の破裂を防ぐ手術です。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 255 0.15 2.22 0.00% 75.86


K279 硝子体切除術 - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの - - - - -
K282-2 後発白内障手術 - - - - -
K2172 眼瞼内反症手術(皮膚切開法) 等 - - - - -
・眼科で最も多かった手術は、「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)」です。
・これは主に「白内障」というさまざまな理由で目の水晶体が濁ってしまう病気に対して行う手術です。
・一度濁ってしまった水晶体は元には戻らないため、進行した白内障の場合は水晶体を交換する手術(水晶体再建術)を行います。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 等 54 1.02 5.19 0.00% 27.04

K368 扁桃周囲膿瘍切開術 25 0.48 4.28 0.00% 60.96
K347-8 内視鏡下鼻中隔手術3型(前彎矯正術) 24 1.00 2.50 0.00% 49.33
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 24 1.25 2.00 0.00% 54.83
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術IV型(汎副鼻腔手術) 等 22 1.32 3.18 0.00% 55.68
・耳鼻咽喉科で最も多かった手術は、「口蓋扁桃手術」です。
・「口蓋扁桃手術」は扁桃腺を摘出する手術ですが、扁桃炎を繰り返す「習慣性扁桃炎」の患者様や、「IgA腎症」の患者様にも行います。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 117 1.40 3.33 0.00% 74.73
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 等 108 1.88 1.72 3.70% 68.70
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 51 0.69 7.76 13.73% 74.16
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 等 31 1.52 3.74 0.00% 75.42
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 29 1.34 8.48 0.00% 72.41
・泌尿器科で最も多かった手術は、「膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの」です。
・経尿道的手術とは、尿道からカメラの付いた管を挿入して行う手術です。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 等 131 0.24 0.40 0.76% 71.51
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 等 74 5.66 8.49 16.22% 70.72
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 1の実施後3月以内に実施する場合 等 40 0.40 0.68 2.50% 72.38
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 16 3.88 14.94 6.25% 62.19

K635-4 腹腔鏡下連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
・腎臓内科で最も多かった「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」は、シャントが詰まったり狭くなったりした場合に、血流を確保するために行う手術です。
・2位の「末梢動静脈廔造設術 内シャント造設術」とは、血液透析(腎臓の機能が低下した患者様に、機械を使って腎臓の働きを代行する治療法)を行う患者様に、透析用の血管(シャント)を作成する手術です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 11 0.09%
180010 敗血症 同一 30 0.24%
異なる 37 0.30%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 83 0.67%
異なる - -
【解説】
・「播種性血管内凝固症候群(DIC)」「敗血症」「その他の真菌感染症」「手術・処置等の合併症」の4つの病名の症例数と、その発生率です。
・表の「傷病名」は「入院中に最も治療した病名」を表しています。隣に「入院契機」という表現がありますが、例えば「180010 敗血症」の場合、もともと入院したきっかけが敗血症だった場合は「同一」、入院したきっかけが肺炎など別の疾患だった場合は「異なる」の症例数にカウントされます。
・「手術・処置等の合併症」の主な症例は、透析(腎臓の機能が低下した患者様に、機械を使って腎臓の働きを代行する治療法)を行っている患者様における、透析用の血管(シャント)が詰まったり狭くなる「透析シャント閉塞」「透析シャント狭窄」等です。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<各指標の説明>
●DPC・・・前述のDPCコードの上6桁。
●傷病名・・・入院中に一番治療を行った病名。(=最も医療資源を投入した傷病名)
 ・播種性血管内凝固症候群(DIC)・・・血管の中に血液のかたまり(血栓)が無数にできてしまう状態。
 ・敗血症・・・感染症によって全身症状が出る状態。
 ・その他の真菌感染症・・・カンジダによるカンジダ症や白癬菌による白癬等の、真菌による感染症。
 ・手術・処置等の合併症・・・手術や処置によって生じる合併症。
●入院契機・・・傷病名が、入院したきっかけとなった傷病名と「同一」か「異なる」か。※上記にて詳しく説明。
●発生率・・・全退院症例数に対する各項目の割合。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1,355 1,273 93.95%
血栓によって太い血管が閉塞してしまうような重篤な場合には、肺の血流が途絶し、酸素が取り込めなくなり、ショック状態となることもあります。このため、危険レベルに応じた予防を講じることが推奨されおり、対策として、静脈還流を促すための弾性ストッキングの着用等を行います。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2,611 2,361 90.43%
血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
728 660 90.66%
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
132,663 169 1.27‰
入院中の転倒・転落の原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、
それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
- - -
転倒・転落による傷害発生事例(レベル3b以上の事例:骨折など)の件数は
少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、
それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。

※対象となる患者様が10件未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。
当院は10件未満(小さい値)であり、良好な結果となっています。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
2,415 2,402 99.46%
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
126,462 46 0.04%
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、
感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。
そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1 つにとらえられ、1998 年からは診療報酬にも反映されています。
本指標の定義は、目の前の患者が褥瘡発生する確率を見ているものであり、日々のケアの質に関わるものです。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
8,498 8,166 96.09%
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
132,663 10,718 8.08%
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、
代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に
他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
施設や医療機関などで、患者を、「治療の妨げになる行動がある」、あるいは「事故の危険性がある」という理由で、
安易にひもや抑制帯、ミトンなどの道具を使用して、患者をベッドや車椅子に縛ったりする身体拘束、身体抑制は慎むべきものです。
更新履歴
2025.9.22
令和6年度病院指標を公開いたしました。