令和元年度 旭川赤十字 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 460 184 290 385 737 1287 2521 3651 2647 585
【解説】
・令和元年度中に退院した患者様の人数を年齢階級別(10歳きざみ)に集計したものです。
・60歳以上の患者様で約75%を占めており、なかでも一番多かったのは70歳代の患者様でした。

※年齢は、入院時の年齢です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100071xx99x110 2型糖尿病(末梢循環不全あり) インスリン注射 定義副傷病あり 85歳未満 85 13.18 14.74 1.18 67.15
100071xx99x010 2型糖尿病(末梢循環不全あり) 定義副傷病あり 85歳未満 38 10.58 12.02 0.00 67.05
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 15 8.60 13.41 6.67 61.93
100070xx99x010 2型糖尿病(末梢循環不全なし) 定義副傷病あり 85歳未満 11 9.73 11.68 0.00 48.64
100140xx99x00x 甲状腺機能亢進症 11 8.91 10.91 0.00 42.27
【解説】
・はじめに、当院は「DPC/PDPS」という制度を選択しています。これは入院費を計算する方法の一つで、病名や手術の有無・治療内容等によって1日あたりの入院費が決まる仕組み(包括評価)のことをいいます。この計算のもととなる1日あたりの点数は、厚生労働省によって定められています。
・「診断群分類(DPCコード)」とは、その入院費を決めるためのコードのことで、同じ病名でも病態や治療内容等(副傷病・手術・処置等の有無)によって細かくコードが枝分かれします。
・診断群分類別の患者数をみると、当院ではどのような入院症例が多かったのかがわかります。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<指標の説明>
●DPCコード・・・病名や病態によって異なる入院費を決めるためのコード。
●DPC名称・・・各DPCコードに対する名称。(※読みやすいように少し変更しています。)
●患者数・・・令和元年度中に退院した患者様の数。
●平均在院日数(自院)・・・当院の患者様の、1入院あたりの入院日数の平均。
●平均在院日数(全国)・・・上記の全国平均。
●転院率・・・当院から他の病院へ転院となった患者様の割合。
●平均年齢・・・患者様の年齢の平均。
●患者用パス・・・「パス」とは入院から退院までの治療計画のことで、治療方法や治療期間の目途などが記入されている。

・糖尿病・内分泌内科で最も多かったのは、「2型糖尿病」の教育入院の症例です。
・1位と2位は末梢循環不全とよばれる合併症のある症例で、4位は末梢循環不全がない症例です。
・1位と2位のコードの違いは、インスリン製剤(注射薬)の使用の有無です。2位は内服薬で治療した症例となります。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 経皮的針生検法 70 3.50 3.34 0.00 72.46
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 抗がん剤治療 64 10.13 9.59 0.00 70.22
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 58 15.29 14.62 43.10 76.21
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 57 14.47 18.84 22.81 76.23
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 50 17.32 20.84 58.00 85.00
・呼吸器内科で最も多かったのは、「肺の悪性腫瘍」の診断目的に、組織や細胞を採取する「経皮的針生検法」等を行った症例です。
・2位は「肺の悪性腫瘍」に抗がん剤治療を行った症例です。
・5位の誤嚥性肺炎は他の疾患に比べて平均年齢が高くなっています。これは、高齢者ほど嚥下機能(飲み込む力)が低下するためと考えられます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎 内視鏡的乳頭切開術等 151 11.62 9.79 9.93 76.39
060035xx99x60x 結腸の悪性腫瘍 抗がん剤治療(ベバシズマブ等) 76 3.93 4.40 0.00 68.17
060035xx99x70x 結腸の悪性腫瘍 抗がん剤治療(パニツムマブ等) 63 4.03 4.74 0.00 69.21
060340xx03x01x 胆管結石、胆管炎 内視鏡的乳頭切開術等 定義副傷病あり 60 16.87 19.00 15.00 84.30
060335xx99x00x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 53 12.38 10.65 11.32 71.02
・消化器内科で最も多かったのは、「胆管結石、胆管炎」に対し、石を取り除くために「内視鏡的乳頭切開術」等を行った症例です。
・2位と3位は結腸の悪性腫瘍に対して抗がん剤治療を行った症例ですが、使用する薬剤によってDPCコードが異なります。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査 175 2.73 3.01 0.00 69.02
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 91 3.78 4.40 0.00 68.32
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査+血管内超音波検査 68 2.75 3.15 0.00 69.99
050130xx99000x 心不全 67 15.31 17.71 19.40 83.94
050130xx99020x 心不全 SPECT検査等 58 18.24 24.43 24.14 84.38
・循環器内科で最も多かったのは、「狭心症」に「心臓カテーテル検査」を行った症例です。
・「狭心症」とは心臓の血管である冠動脈が狭くなる病気で、心臓カテーテル検査(血管内にカテーテルという細い管を入れ血管の状態を撮影する検査)を実施し、手術が必要な場合は血管を拡げるために「ステント」という筒を挿入する「経皮的冠動脈ステント留置術」等を行います。
・1位と3位は検査のみ、2位は手術を行った症例です。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99020x 慢性腎不全 連続携行式腹膜灌流等 58 2.98 8.99 0.00 61.81
110280xx02x00x 慢性腎不全 内シャント設置術等 53 13.23 8.48 3.77 66.55
110280xx99000x 慢性腎不全 43 10.53 11.67 0.00 65.16
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 27 22.63 20.93 0.00 66.52
110280xx02x1xx 慢性腎不全 内シャント設置術等 人工腎臓 27 32.00 36.04 22.22 70.19
・腎臓内科で最も多かったのは、腎臓の機能が低下してしまう「慢性腎不全」に対し「連続携行式腹膜灌流」(機械を使って腎臓の働きを代行する治療法)等を行った症例です。
・2位と5位は血液透析(人工腎臓)が必要となり、透析用の血管を作成する手術が必要となった症例です。5位は当院で血液透析を導入した症例で、血液透析は通常週3回実施するため通いやすい病院へ転院となるケースもあります。(令和元年度は約2割の患者様が転院しました。)
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 小児食物アレルギー負荷検査 102 1.14 2.15 0.00 2.09
140010x199x00x 新生児黄疸、新生児一過性多呼吸等 63 3.27 6.17 4.76 0.00
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 46 1.20 2.48 0.00 3.93
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 29 3.83 5.39 0.00 3.86
040090xxxxxx0x 急性気管支炎 19 4.21 6.19 0.00 1.37
・小児科で最も多かったのは、「食物アレルギー」に対して「小児食物アレルギー負荷検査」(アレルギー診断のために原因と考えられる食物を食べ反応を見る検査)を行った症例です。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術等 54 4.54 4.85 1.85 67.04
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 46 6.54 7.13 0.00 62.50
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 抗がん剤治療(FEC療法等) 42 2.79 4.25 0.00 60.40
060035xx01001x 結腸の悪性腫瘍 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 定義副傷病あり 34 18.74 22.75 5.88 70.97
060035xx99x60x 結腸の悪性腫瘍 抗がん剤治療(ベバシズマブ等) 31 3.13 4.40 0.00 76.71
・外科で最も多かったのは、腸などの内臓が腹膜から飛び出てしまう「鼠径ヘルニア」に「腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術」等を行った症例です。
・腹腔鏡下手術とは、お腹に小さな穴を開けて内視鏡(カメラの付いた細い管)を挿入して行う手術で、メスでお腹を切開する開腹手術に比べて傷口が小さいことが特徴です。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位骨折 骨折観血的手術等 264 18.30 25.94 71.21 82.60
160760xx97xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術等 61 3.74 5.54 1.64 61.44
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷 27 16.78 19.40 70.37 75.70
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術等 23 3.09 5.59 0.00 19.74
070343xx97x1xx 脊柱管狭窄 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む)椎弓形成等 脳脊髄腔造影剤使用撮影加算 21 14.62 19.86 14.29 74.24
・整形外科で最も多かったのは、「股関節・大腿近位骨折」に対し骨折観血的手術等を行った症例です。
・「股関節・大腿近位骨折」は足の付け根部分の骨折で、高齢女性に多いのが特徴です。当院でも平均年齢は82歳と高く、約8割が女性でした。
・骨折は退院後も継続的なリハビリを必要とするため、リハビリ専門の病院に転院する症例が多いです。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 眼瞼下垂症手術等 53 2.55 3.10 0.00 72.26


080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 41 2.93 4.01 0.00 55.07

080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 23 4.09 5.94 0.00 56.70

080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍 皮膚悪性腫瘍切除術等 14 3.07 7.90 0.00 83.50

140100xxxxxxxx 眼の先天異常 11 2.73 3.73 0.00 7.18


・形成外科で最も多かったのは、まぶたが垂れ下がり視界が狭くなってしまう「眼瞼下垂」に「眼瞼下垂症手術」等を行った症例です。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(発症3日以内、JCS10未満) エダラボン治療 108 14.43 16.13 35.19 70.84
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(JCS10未満) 88 17.51 18.81 68.18 69.64
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 85 7.96 9.67 21.18 74.87

160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 73 7.67 7.34 28.77 65.89
010060x2990411 脳梗塞(発症3日以内、JCS10未満) エダラボン治療 てんかん等あり 66 15.32 18.24 39.39 77.42
・脳神経外科で最も多かったのは、発症3日以内、JCS(以下で説明)10未満の「脳梗塞」に対してエダラボンという脳保護薬を使用した症例です。
・脳梗塞に関しては、「5.脳梗塞の患者数等」で詳しく説明しています。

<JCS(Japan Coma Scale)>意識状態を評価する指標で、数字が大きくなるほど意識状態が悪いことを意味します。
1.意識清明とは言えない
2.見当識障害がある
3.自分の名前、生年月日が言えない
10.普通の呼びかけで容易に開眼する
20.大きな声または体を揺さぶることにより開眼する
30.痛み刺激を加えつつ呼びかけを繰り返すと辛うじて開眼する
100.痛み刺激に対し、払いのけるような動作をする
200.痛み刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる
300.痛み刺激に全く反応しない
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 腹腔鏡下肺悪性腫瘍手術等 41 14.07 11.51 0.00 70.66

050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤 ステントグラフト内挿術等 29 12.38 11.75 3.45 78.07
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 28 3.07 5.34 0.00 71.82
110280xx02x00x 慢性腎不全 内シャント設置術等 28 21.18 8.48 10.71 71.14
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 15 3.87 2.78 0.00 70.73
・心臓血管外科で最も多かったのは、肺の悪性腫瘍に対して「腹腔鏡下肺悪性腫瘍手術」等を行った症例です。
・腹腔鏡下手術とは、お腹に小さな穴を開けて内視鏡(カメラの付いた細い管)を挿入して行う手術で、メスでお腹を切開する開腹手術に比べて傷口が小さいことが特徴です。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)等 131 6.11 7.07 0.00 75.33
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 120 3.63 5.61 5.00 65.01
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 56 1.29 2.49 0.00 70.23

110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 49 6.88 12.58 10.20 73.88
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 抗がん剤治療 33 5.27 10.65 0.00 62.21
・泌尿器科で最も多かったのは、「膀胱腫瘍」に「膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)」等を行った症例です。
・「経尿道的」手術とは、尿道からカメラの付いた細い管(内視鏡)を挿入して行う手術のことです。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 抗がん剤治療(ベバシズマブ) 49 3.18 4.27 0.00 61.76
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 33 7.94 9.71 0.00 44.61

12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 27 3.00 3.13 0.00 45.19
120100xx01xx0x 子宮内膜症 子宮全摘術等 22 6.86 7.37 0.00 41.09

12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 抗がん剤治療 21 4.52 4.58 0.00 64.19
・産婦人科で最も多かったのは、「卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍」に抗がん剤治療(ベバシズマブ)を行った症例です。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 水晶体再建術(両眼) 298 3.97 5.09 0.34 76.30
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 水晶体再建術(片眼) 184 2.24 2.78 0.00 73.09
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 硝子体茎顕微鏡下離断術+水晶体再建術 121 6.02 6.71 0.00 70.26

020160xx97xxx0 網膜剥離 硝子体茎顕微鏡下離断術(片眼) 95 10.22 9.33 0.00 58.17

020240xx97xxx0 硝子体疾患 水晶体再建術(片眼) 44 5.95 5.95 0.00 74.75

・眼科で最も多かったのは、さまざまな理由で目の水晶体が濁ってしまう「白内障」に対し「水晶体再建術」を行った症例です。
・1位は両眼に手術を行った症例で、2位は片眼に手術を行った症例です。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 96 3.73 5.01 0.00 70.62
030428xxxxxxxx 突発性難聴 88 7.82 8.93 0.00 60.48
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 48 4.48 6.80 0.00 56.63
030390xx99xxxx 顔面神経障害 41 8.46 9.13 0.00 58.27
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 40 4.90 5.45 0.00 45.10
・耳鼻咽喉科で最も多かったのは、「前庭機能障害(めまい等)」の症例です。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010160xx99x10x パーキンソン病 SPECT検査等 53 21.70 19.79 11.32 75.75
010230xx99x00x てんかん 51 8.86 7.10 9.80 65.35
010060x2990401 脳梗塞(発症3日以内、JCS10未満) エダラボン治療 45 14.73 16.13 44.44 71.84
010155xxxxx20x 運動ニューロン疾患等 エダラボン治療 40 14.68 16.39 7.50 73.35
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー ガンマグロブリン治療 35 16.97 15.90 8.57 61.60
・脳神経内科で最も多かったのは、脳の異常により運動機能に障害が出てしまう「パーキンソン病」の症例でした。
・3位に「脳梗塞」がありますが、当院では脳神経外科と脳神経内科で脳梗塞の治療を行っております。
血液・腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 抗がん剤治療(リツキシマブ) 128 12.14 15.79 1.56 73.38
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 抗がん剤治療(アザシチジン) 121 9.86 10.43 0.00 77.14
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 保存血輸血等 抗がん剤治療(アザシチジン) 85 12.54 20.30 0.00 73.95
130020xx99x3xx ホジキン病 抗がん剤治療 36 5.69 15.52 0.00 46.44
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 保存血輸血等 抗がん剤治療(リツキシマブ) 30 20.43 31.30 0.00 73.07
・血液・腫瘍内科で最も多かったのは、白血球の中のリンパ球ががん化してしまう「非ホジキンリンパ腫」に抗がん剤治療(リツキシマブ)を行った症例です。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 19 7.95 9.00 0.00 66.42
080010xxxx0xxx 膿皮症 15 7.87 12.55 6.67 68.13
080110xxxxx0xx 水疱症 - - 28.56 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
・皮膚科で最も多かったのは、ウイルスが原因で皮膚に赤いぶつぶつが帯状にできる「帯状疱疹」の症例です。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 22 27 21 29 48 26 1 8,7
大腸癌 26 52 88 179 86 155 1 8,7
乳癌 18 18 - 19 35 38 1 7
肺癌 34 52 40 152 45 101 1 8,7
肝癌 - - 13 - - 98 1 8,7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【解説】
・5大癌とは、胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌です。この5大癌の患者様の数を、UICCという癌の病期分類別に集計しています。
・StageⅠが最も進行度が低く、StageⅡ・Ⅲとなるにつれて進行度が高くなり、StageⅣが最も進行した病期となります。
・当院は、StageⅣの末期癌や再発した患者様を多く診療したことがわかります。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<指標の説明>
●初発・・・当院で癌と診断した場合、または当院で癌と診断し初回治療を実施した場合、あるいは初回治療を実施した場合。
●再発・・・当院・他院を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者様を診療した場合や、癌の寛解(癌の病変が消えて新たな癌が出現していない状態)後に、局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 16 10.25 59.00
中等症 71 12.39 75.54
重症 26 19.23 85.73
超重症 - - -
不明 - - -
【解説】
・「市中肺炎」とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことをいい、医療機関に入院して48時間以後に発症した「院内肺炎」とは区別されます。
・ここでは、20歳以上の「市中肺炎」の患者様の数を重症度別に集計しています。重症度は、日本呼吸器学会の「成人市中肺炎診療ガイドライン」に基づいて算出しています。
・当院は中等症の症例が一番多く、高齢な患者様ほど重症度が増すことがわかります。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 542 18.36 75.92 42.01
その他 65 18.49 72.22 4.94
【解説】
・脳梗塞とは、脳に血液が供給されないことで脳が損傷を受けた状態です。後遺症が残ることも多く、長期間のリハビリテーションが必要なためリハビリテーション専門の病院に転院する患者様が多くなります。
・当院は、発症してから3日以内の脳梗塞の患者様が多いことがわかります。

<各指標の説明>
定義:最も医療資源を投入した傷病名が脳梗塞(「ICD10」というWHOの国際疾病分類において「I63$」に該当するもの)の患者数。
●発症日から・・・発症してから入院するまでの日数が「3日以内」か否か。
●患者数・・・各項目ごとの令和元年度に退院した患者様の人数。
●平均在院日数・・・1回の入院における、入院日数の平均。
●平均年齢・・・入院時年齢の平均。
●転院率・・・指標ごとの転院患者数÷脳梗塞の全退院患者数。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 11 12.00 12.91 18.18 68.00
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
【解説】
・診療科別主要手術別の患者数です。診療科別に、どのような手術を多く行っているのかがわかります。
・注意点として、患者様が治療した主な診療科とは別の診療科で手術をした場合でも、主な診療科の方で患者数が計上されます。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<指標の説明>
●Kコード・・・診療報酬点数表で定められた手術コード。
●名称・・・手術の名称。
●患者数・・・令和元年中に退院した患者様の数。
●平均術前日数・・・入院日から手術日までの日数の平均。
●平均術後日数・・・手術日から退院日までの日数の平均。
●転院率・・・当院から他の病院へ転院となった患者様の割合。
●平均年齢・・・患者様の年齢の平均。
●患者用パス・・・「パス」とは入院から退院までの治療計画のことで、治療方法や治療期間の目途などが記入されている。

・呼吸器内科で最も多かった手術は、「抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置」です。
・植込型カテーテルは「CVポート」とも呼ばれ、100円玉サイズの器具(本体)とチューブ(カテーテル)を皮膚の下に留置することで、毎回血管に注射しなくても器具への注射で抗がん剤が投与ができるようになります。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 169 3.32 12.22 18.34 79.47
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 等 86 5.43 9.64 12.79 74.31
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 86 1.85 7.53 2.33 66.84
K654 内視鏡的消化管止血術 76 1.89 11.95 21.05 75.03
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 66 2.26 12.65 9.09 70.17
・消化器内科で最も多かった手術は、「内視鏡的胆道ステント留置術」です。
・これは胆管が狭くなり胆汁の流れが悪くなっているときに、胆管に「ステント」と呼ばれる筒を挿入して胆管を拡げる手術です。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 82 2.06 2.50 0.00 69.55

K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 47 0.04 15.06 12.77 69.53
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 42 2.50 9.31 4.76 82.76
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 23 1.87 2.91 0.00 63.52


K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 等 21 0.24 8.90 9.52 70.05
・循環器内科で最も多かった手術は、「経皮的冠動脈ステント留置術」です。
・これは心臓の血管である冠動脈に狭窄があった場合、血管を拡げるためにステントと呼ばれる金属の筒を挿入し拡げる手術です。
・1位、2位、5位は同じ手術名ですが、病態等によって手術名が分かれています。2位の手術が最も重症かつ緊急性を要する手術のため、手術までの日数(平均術前日数)は短く、術後の入院日数(平均術後日数)が一番長いことがわかります。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 等 86 6.88 13.87 12.79 68.47
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 57 0.12 1.47 1.75 69.72
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 20 5.90 19.05 5.00 64.05
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 等 - - - - -
K029 筋肉内異物摘出術 - - - - -
・腎臓内科で最も多かった手術は、血液透析(腎臓の機能が低下した患者様に、機械を使って腎臓の働きを代行する治療法)を行う患者様に、透析用の血管(シャント)を作成する「内シャント又は外シャント設置術」です。
・2位の「経皮的シャント拡張術・血栓除去術」は、このシャントが詰まったり狭くなったりした場合に、血流を確保するために行う手術です。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 63 4.32 12.25 4.76 69.48
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 51 2.39 5.02 0.00 63.25
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 43 0.98 2.51 2.33 65.81
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 等 26 0.58 3.15 0.00 42.04
K655-22 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術 22 3.09 12.77 0.00 74.27
・外科で最も多かった手術は、「腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術」です。
・腹腔鏡下手術とは、お腹に小さな穴を開けて内視鏡(カメラの付いた細い管)を挿入して行う手術で、メスでお腹を切開する開腹手術に比べて傷口が小さいことが特徴です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 等 204 0.59 16.31 62.75 80.65
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 等 69 0.99 16.61 78.26 83.39
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 47 3.04 13.83 12.77 62.49
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 等 44 2.98 11.39 20.45 70.91
K0731 関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘 等 32 1.88 13.69 50.00 73.62

・整形外科で一番多かった手術は、「骨折観血的手術」です。
・骨折の場合、まずは徒手整復術(骨折非観血的手術)という手で骨のずれを戻す治療を行いますが、これができない場合に骨折部をメスで切開し直接整復・固定する手術(骨折観血的手術)を行います。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等 47 0.21 1.45 0.00 68.64


K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹 25 1.00 1.72 0.00 56.28

K0151 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(25cm2未満) 21 0.52 3.10 14.29 53.05
K2193 眼瞼下垂症手術 その他のもの 等 15 0.13 1.27 0.00 73.87

K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル未満 等 14 0.29 1.07 0.00 51.07
・形成外科で最も多かった手術は、まぶたが垂れ下がり視界が狭くなってしまう「眼瞼下垂」に対して行った「眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等」です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 101 0.24 9.34 27.72 77.64

K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 等 90 1.11 30.33 31.11 64.97
K178-4 経皮的脳血栓回収術 41 0.02 25.80 78.05 77.88
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 40 9.90 28.03 32.50 66.03
K1772 脳動脈瘤頸部クリッピング 2箇所以上 23 1.26 23.52 21.74 61.13
・脳神経外科で最も多かった手術は、「慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」です。
・「慢性硬膜下血腫」とは、頭蓋骨の下にある「硬膜」と脳の隙間に血が溜まる病気で、頭蓋骨に小さい穴を開けて血を取り除く手術を行います。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 33 0.06 1.36 3.03 70.39
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 等 32 5.28 19.72 18.75 71.53
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 23 1.35 14.83 4.35 71.39
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 等 23 1.87 11.09 8.70 78.04
K608-3 内シャント血栓除去術 19 0.26 11.58 10.53 68.58
・心臓血管外科で最も多かった手術は、動脈の血管が詰まってしまう「動脈塞栓症」等に対し、血管を拡張したり血栓の除去を行う「四肢の血管拡張術・血栓除去術」です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 135 1.76 3.31 0.00 75.40
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 等 113 1.59 1.15 5.31 64.65
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 26 1.54 6.54 0.00 72.96


K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 22 0.55 6.82 22.73 73.91
K800-2 経尿道的電気凝固術 17 1.29 3.76 0.00 67.47
・泌尿器科で最も多かった手術は、「膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの」です。
・経尿道的手術とは、尿道からカメラの付いた管を挿入して行う手術です。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 42 1.10 6.10 0.00 48.10
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 等 36 1.31 4.08 0.00 45.56
K867 子宮頸部(腟部)切除術 26 1.00 1.00 0.00 44.65
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 19 1.42 6.16 0.00 56.58
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 等 15 0.93 5.67 6.67 31.93
・産婦人科で最も多かった手術は、子宮筋腫等により子宮を摘出する「子宮全摘術」です。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 492 0.17 2.24 0.20 75.16
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 等 276 0.49 6.15 0.36 65.29
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 等 36 0.58 6.64 0.00 71.06
K275 網膜復位術 10 0.50 5.70 0.00 33.40
K2172 眼瞼内反症手術 皮膚切開法 等 - - - - -
・眼科で最も多かった手術は、「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)」です。
・これは主に「白内障」というさまざまな理由で目の水晶体が濁ってしまう病気に対して行う手術です。
・一度濁ってしまった水晶体は元には戻らないため、進行した白内障の場合は水晶体を交換する手術(水晶体再建術)を行います。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 等 40 1.05 6.00 0.00 26.98

K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 28 0.89 2.07 0.00 56.18
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 27 0.22 4.22 0.00 46.78
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 21 0.19 0.57 0.00 6.90
K3192 鼓室形成手術 耳小骨再建術 等 20 1.60 2.10 0.00 59.90
・耳鼻咽喉科で最も多かった手術は、「口蓋扁桃手術」です。
・「口蓋扁桃手術」は扁桃腺を摘出する手術ですが、扁桃炎を繰り返す「習慣性扁桃炎」の患者様や、「IgA腎症」の患者様にも行います。
血液・腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 10 9.80 15.80 0.00 76.10
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) - - - - -
K6261 リンパ節摘出術 長径3センチメートル未満 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
・血液・腫瘍内科で最も多かった手術は、「抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)」です。
・植込型カテーテルは「CVポート」とも呼ばれ、100円玉サイズの器具(本体)とチューブ(カテーテル)を皮膚の下に留置することで、毎回血管に注射しなくても器具への注射で抗がん剤が投与ができるようになります。

(※対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 11 0.09
180010 敗血症 同一 18 0.14
異なる 25 0.20
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 85 0.67
異なる 13 0.10
【解説】
・「播種性血管内凝固症候群(DIC)」「敗血症」「その他の真菌感染症」「手術・処置等の合併症」の4つの病名の症例数と、その発生率です。
・表の「傷病名」は「入院中に最も治療した病名」を表しています。隣に「入院契機」という表現がありますが、例えば「180010 敗血症」の場合、もともと入院したきっかけが敗血症だった場合は「同一」、入院したきっかけが肺炎など別の疾患だった場合は「異なる」の症例数にカウントされます。
・「手術・処置等の合併症」の主な症例は、透析(腎臓の機能が低下した患者様に、機械を使って腎臓の働きを代行する治療法)を行っている患者様における、透析用の血管(シャント)が詰まったり狭くなる「透析シャント閉塞」「透析シャント狭窄」等です。

(※各項目において、対象となる患者様が10人未満の場合は、集計ルールに基づき「-」としています。)

<各指標の説明>
●DPC・・・前述のDPCコードの上6桁。
●傷病名・・・入院中に一番治療を行った病名。(=最も医療資源を投入した傷病名)
 ・播種性血管内凝固症候群(DIC)・・・血管の中に血液のかたまり(血栓)が無数にできてしまう状態。
 ・敗血症・・・感染症によって全身症状が出る状態。
 ・その他の真菌感染症・・・カンジダによるカンジダ症や白癬菌による白癬等の、真菌による感染症。
 ・手術・処置等の合併症・・・手術や処置によって生じる合併症。
●入院契機・・・傷病名が、入院したきっかけとなった傷病名と「同一」か「異なる」か。※上記にて詳しく説明。
●発生率・・・全退院症例数に対する各項目の割合。
更新履歴
2020/9/30
令和元年度病院指標を公開いたしました。